ザ・リバティーweb より
東大五月祭2日目の17日、幸福実現党の釈量子党首が東大の本郷キャンパスで、「世界を変えた日本の歴史」と題し講演を行った。会場には学生を中心に約130人が集まった。
釈党首はまず、学生向けの講演に先立ち、学年ビリの女子高校生が刻苦勉励して有名大学に現役合格するストーリーの映画『ビリギャル』の大ヒットを話題に、「吉田松陰や橋本佐内などの歴史的な偉人の生き方が示すように、日本人は『努力することは尊い』『勤勉さが未来を開く』という国民性がある」と述べた。
また、今年4月初頭に天皇陛下がパラオ共和国・ペリリュー島を訪問される前に、釈党首自身がペリリュー島を訪れた体験を語った。太平洋戦争前に同島を統治した日本人が、教育やインフラ整備などの善政を敷いたこと、人種差別をせずに現地の人々と信頼関係を築いたこと、そして、アメリカ軍の侵攻時には、島民全員を避難させ、日本軍は34人を残して玉砕したことについて話した。「戦後生まれの私たちが戦時中の日本人を裁くことはできますが、今の日本の繁栄があるのは誰のおかげでしょうか。当時の方の気持ちを同じ日本人として理解した時に、彼らが犬死にだったと言えるでしょうか」と観客に問いかけた。
さらに釈党首は、日露戦争での日本の勝利や、戦後、焼け野原となった日本のめざましい復興が世界を驚かした事実について触れ、「日本がそれを成し遂げた理由は、この国の基盤に宗教があったことが大きい」と、信仰心が人を強くすると述べた。そして、戦後教育によって植え付けられた自虐史観を外し、心から自国に誇りを持てる日本人を増やすことが必要だと訴えた。「日本の歴史を学ぶと、あらゆる感動がある。感動の涙が流れる度に、私たちの目から鱗が一つずつ落ちていく。この感動をぜひ若い人たちに味わってもらいたい。若い人たちの中に眠る素晴らしいところを引き出していきたい」と講演を締めくくった。
参加した大学1年の女子学生は「日本人としてとても誇り高い気持ちになった。先の日本人が命を差し出して日本を守ってくれたから、今自分は日本人として生きていられるのだと分かり、感動した。一人ひとりが昔の日本人のように、日本の歴史を知り、日本を愛し、日本のために何ができるかを考え、行動することが大切だと思った」と話した。
先人への感謝の思いを胸に、日本の未来を創って欲しいという若者への強い願いと、何千年も続く日本の未来の繁栄を実現したいという釈党首の決意が表れた講演となった。(真)
【関連書籍】
幸福の科学出版 『パラオ諸島ペリリュー島守備隊長 中川州男大佐の霊言』 大川隆法著
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