昨日一昨日と家事の合間に仕事をしたり、相方と花の仕入れに行ったりといたって真面目な生活をしていました。
夕方になって晩ごはんの下準備も済ませて、さて初日の大相撲でも、と見始めた頃。
トイレに行った相方が珍しく大きな声で私を呼んでいます。え?何?内容までは聞き取れず(補聴器つけていなかったので)。
よっこいしょとこたつから抜け出して行ってみると、「水が止まらない」と言うではありませんか。えっ!!??めっちゃ驚愕。
トイレのタンクのふたを外してみると、便器に水を流す部分にある黒いゴムの部品が、水を流した直後に閉まるはずなのに閉まっていない。これでは出っ放しになるはずだわ、と手でそのゴムを下にすると
なんとか水がたまり始めて、やれやれ。
結婚して今年で40年。トイレのこうしたトラブルは初めてではなくて、タンクの中の仕組みも少しは知っているのですが、こうしたトラブルって本当に急に訪れます。
慌てて素手でそのゴムを触ったものだから、指先真っ黒。しまったな~、こうなるの知ってたのに。
念のためタンクのふたを外したままにしておいて、しばらくそのままにしておいたのですが、後から様子を見に行くと、あっ!
タンクに水を給水する部分から水が出っ放し・・・・・・要するに、先ほどの黒いゴムの部分が劣化して、そこから便器に水が漏れている、ということ。これはヤバい。ヤバすぎる!
漏水になると水道代がものすごいことになってしまいます。もしかすると知らないうちに大量に漏れていたかもしれない・・・・・・先月の検針のときには注意喚起はなかったけど。
そこでいろいろ調べて、まず止水栓を閉めることに。これは以前にもやったことがあるので楽勝・・・と思ったら。
固くて全く動かない。
この水漏れ状態を放置しなくちゃならないのか・・・と思うと、多額の水道料金を予想して、気分が思いっきり凹みまくり。
相方は「まぁ茶庭のつくばいに水がずっと流れていると思えば」なんて言いますが、そんな風情のある話ではないのでね。でもそう考えるしかないか、床が水浸し、とかではないし。
そう諦めかけていて、ふと気づく。
タンクの中に水を供給する仕組みの中に、フロートって言うんだったか、いわゆる浮きがあって、タンクの中に水がたまってくると浮き上がり、満タンになると水の弁を閉じるようになっているのだけれど、
今は水が少しずつ漏れているからしっかり上がらないため、水の供給も止まらない。
ならば、浮きを上げた状態で固定しちゃえばいいんじゃない?これ、ナイスアイディアかもしれない。
ということでやってみました。お見苦しくて申し訳ないですが。
紐で結んだすぐ左側の丸いところから水が漏れていましたが、ちゃんと止まりました。一晩のうちに中にあった水は全部漏れ出してすっからかん。
それにしても、水だけしかないはずのタンクの中って、どうしてこんなに汚れるんでしょうね。前にも何度か見てはいますが、汚れる理由がよくわかりません。手洗いのついていないものなので、しっかり蓋が
されているのにこんなですよ。側面はもちろん、底なんて本当にひどい汚れよう。多分カビもあるんだろうな・・・
TOTOメンテナンスの電話受付が8時からだったので先ほど電話して修理依頼。でも明日になるそうです。なんとか水漏れは抑えられたし、トイレも2か所あるのでなんとかなりますが。
災害などで断水するのも困るけれど、漏水も厄介なもの。築53年?だったかのこの家、見えないところにどんどんとガタが来ているはず。人間も家も、古くなるといろいろとあるなと思います。今回のは氷山の
ほんの一角なんでしょうね。