多くの人、特に女性がきっと好きだろうと思われるトップ3に入ると思われるのが、かご。
他には箱やバッグなどの袋ものや紙ものも、候補に挙がることでしょうが、今日はかごについて。
先日、姪っ子たちがやってきたときに「かごがとても可愛かったから、つい」と言って渡されたのが、福岡は博多の和菓子店、鈴懸のお菓子。
名古屋だとタカシマヤに入っていて、通路を挟んだたねやと競い合うようにお客さんが並んでいます。
私は買ったことも食べたこともなかったのですが、並んでいたお菓子は派手さのない、普段のお菓子と言った雰囲気だったような記憶(最近出かけていないので
あまりよく覚えていないけど)。
姪っ子たちが帰ったあとで包みをほどくと、中から現れたのが
このかごのなかにお菓子が2種類入っていましたが、竹かごに入っている、というだけでどことなく風情があっていい感じ。お菓子自体もおいしくいただきました。
で、問題はこのあと。
このかごをどう使えばいいか、というところ。
どこかへ出かけるときに、ここにおかずやおにぎりを入れたらとてもステキだとは思うんです。思うんですが、直に入れないにしてもそうやって使ったら
次に使うまでにカビが生えてしまいそう。
何か小物など入れておく、というのもよさそうではありますが、このかご、蓋の開け閉めが結構厄介なんです。
片手ではちょっと無理で、両手を使ってもすんなりとはいかない感じ。
姪っ子たちに「おばさんなら上手に使うと思って」と言われましたが、使いたい気持ちはやまやまなれど、なかなか使い道が思い浮かばない。
いっそ蓋などないほうが、ぽいぽいとものを放り込めていいような気がします。
でもね、この前買った引田かおりさんの本に、かごは誰かの手で編まれたものと書いてあったように、確かにこれは機械生産ではなく人の手仕事で生まれたもの。
私も以前、クラフトバンドでかごをいくつか編んだことがありますが、そんなふうに人の手で作られたと思うと、おいそれと捨てられない。
うまい使い道が見つかるまで、まだしばらくかかりそうです。
さて、かごは捨てられないと書いたものの、昨日は久しぶりにちょっとだけ断捨離しました。
可燃ごみの収集日だったことと、相方が現場に行って不在だったから。ごみ大臣に隠れてこそこそとものを処分する、卑怯な奴なんです、私。
義母が家にいて、しかも認知症がまだそれほどでもなかった頃は、よく2階の部屋で趣味の川柳を作ったり書道の練習をしたりしていました。
特養に入所してから少しずつ、時に大胆にものを処分してきましたけど、まだいろいろと残っているんです。
義父が亡くなったあとにも片づけをしましたが、人ひとりの持ち物って本当に多いなと感心する以上に呆然としました。
なので、自分の子どもたちにはなるべくこんな思いをさせないようにしたいとは思っています。とりあえずまずは義母のものからと思ってやっているわけだけど
まだ旅立ってもいないのに、あんまりぽいぽい捨てるわけにもいかないですもんね。一番困るのは写真。このなかで私が嫁に来る以前のものについては、
相方たちに任せるつもりでいます。彼らにとっては思い出もあるでしょうから。
その2階の、義母が使っていた部屋の箪笥の上に、正体不明のものがいくつか存在します。新聞紙にくるまれているので(プラスおびただしい埃)、中が
何なのか見当もつきません。
開けたらパンドラの箱状態なんじゃないかとびくびくしますけど、時間のある今のうちにやっておかなければ!あぁ誰か、このミッションが終わった後の
ご褒美を私にお与えください、って、いつ終わるんだろ?