いつも単に畑、と書いていますが、この写真の畑がメインで、家の敷地にあるやや小さめの畑と区別するために「大畑」と呼んでいます。実際大きいというわけでは
なくて、比較対照しての呼び方。
その大畑の現在の様子がこの写真。奥のほうから、里芋、ショウガ、サツマイモ、キャベツ、長ネギに、この写真では隠れて見えていませんが丹波大納言小豆と
丹波大黒大豆というメンバー。
丹波大納言小豆はちょうど花を咲かせたところ。
こんな小さな黄色の花が、いずれはインゲンのようなさやをつけます。
片や丹波大黒大豆のほうはというと
なんとかさやがぶら下がっていました。
実はこの大豆、苗を自宅で作って畑に植え付けたのですが、天候に生育と植え付け時期の両方影響されて。自宅にも一部植え付けたのだけれど、そちらは
花も少なければ一向に実る様子もなかったので、先日残念ながら撤去という運びに。なのでこの畑の大豆には期待大なんです。
黒豆は枝豆もおいしいですが、相方に枝豆で食べるのか豆として収穫するのかどっちかと尋ねたら、後者であるとのこと。彼はあまり枝豆に関心がないんです。
おいしくて栄養もあるのにね。
焼却炉が置いてある部分は、刈り取った草などを燃やすために空けてあります。連作障害を避けるため、作物を植える場所をいろいろと替えていますが、こういう
スペースは常時必要なんですよね。
今回は家の前の畑に、小松菜、大根、かぶ菜の種まきをしました。かぶ菜はお漬物にするととてもおいしいんです。
キャベツもちゃんと結球しそうな感じになってきました。ただモンシロチョウが産卵のために飛び回っています。名古屋より気温が低めなので、8月でもかなり
飛んでいるのを見かけます。多少の虫食いは許すけど、レースになるほど食べないで欲しい。モンシロチョウだけでなく、ヨトウムシもかなりの喰いっぷりで、
こちらのほうが厄介かも。
名古屋より気温が低めと書きましたが、昨日の朝はかなり冷え込みました。ここ数年、こんな9月初めに冷え込んだことはあまりなかったので、戸惑いました。
夜明け前の外の温度計は10℃だったらしい。次に来るときには冬パジャマなど用意しなくては。
ミンミンゼミやツクツクホウシもまだ鳴いていましたが、それも多分今回で聞き納め。
ハギやススキの花も咲いていたので、以前咲いているのを見かけた吾亦紅を探しに行ったものの、今回は見つけることが出来ませんでした。草刈りで刈られた
ということもあれば、あまりに放置されて他の草に負けてしまったということもあるのでしょう。自然に対する適度な人の手の管理って難しいですね。
それに関してひとつ、残念な話が。
私たちがこの畑に通うようになってからずっとシンボルツリーと思っていた山桜の木を、伐り倒すことになったのです。
11年の間にどんどん成長して、枝が電線を超すくらいになったので、台風などで倒れる前にということと、落ち葉が用水路に溜まって管理が大変だということも
あるのだそう。
たまにしか訪れない私たちに文句など言う権利はないですが、小鳥たちがよくやってきて、夏には強い日差しを遮って涼しい木陰を作ってくれていたので
残念と言うよりほかありません。
吾亦紅は見つからなかったけれど、ツリガネニンジンなどはあちこちに見かけました。
名前を調べていないのでわからないのだけれど、こんなかわいらしい花も。用水路の傍で見かけました。
そうそう、先日の記事に書いた、箪笥の上にあった正体不明のもの。
その後正体がわかって、これは畑にあるのが相応しいと思い、今回持参。
竹で出来た箕とざる。
いつから家にあったかは謎ですが、箕は使っていた形跡があるものの、ざるのほうはほぼ新品。450円というシールも貼られたままでした。ブルーベリーを収穫
するのにはちょうどよい感じでしたが、肝心の実のほうが少なくて役不足といいましょうか。
自然素材のざるは自宅より畑の家の方がうんと乾燥しているので、置き場として相応しいんです。
長々と書いてしまいましたけど、最後に私の愛するアマガエルの写真を。
まるで忍びのもののように、引力に逆らってくっついている様がかわらしくて。今回はこの子を含めて3匹いましたが、2匹はこの子のような地味な色で
もう1匹は緑色でした。元気な鳴き声もたてていましたね。秋が深まるとこのアマガエルたちも居心地のよい場所で冬ごもりに入るはず。
畑への行き帰りに見る木々の緑の色合いもだんだん変わってきていました。春や秋って、こっそりやってきて足早に去っていく感じがしますが、ちょっとした
ものなどに感じる秋をしっかり味わいたいと思います。