昨日夕方の安倍首相の記者会見、特措法成立についてでしたけれども、内容に具体性があまりないような感じがしました。
いつも思うけれど、どうも安倍さんのおっしゃることは耳当たりはよいけれど中身が・・・ということが多い気がします。ラッピングはステキだけれど、
開けてみたら、え?みたいな(笑)。
緊急事態宣言など出す以前に、もっと実効性のある対策をてきぱきと行ってほしいです。
よくご自分でも言ってるじゃないですか。緊張感をもって、とかスピード感をもって、とか。
最近よく使われますね。この〇〇感を持って、という表現。持ってるだけじゃあねぇ、と思うのは私だけかな?
さて、最近読みたい本に出会えないこともあって、読書量がかなり減っています。以前は活字中毒くらいだったのに。これじゃあ趣味欄に「読書」って書けやしない。
それでも寝る前には布団の中で5~10分程度、軽く本を読んでいます。これは入眠儀式のようなもの。
読んでいるとそのうち上瞼と下瞼が仲良くなってくるので、そのタイミングを逃さずに寝る、という毎日。
このときに読む本は、読みなれた本というか、手元に残してあるものがほとんど。買ったばかりの本だとどうしても先を読みたくなって、寝るどころじゃ
なくなってしまうので。
最近は全く読まなくなりましたが、若い頃は推理小説など読んでいて、先が知りたくて知りたくて、1時間くらい読みふけってしまったこともありましたね。
高校時代の頃だったか、横溝正史の金田一耕助シリーズがブームになっていて、よく読みました。それ以前には松本清張だったり、森村誠一だったり。
なにしろ想像力が逞しいほうなので、話の情景を思い浮かべながら読んでいると、ますます興奮して眠気が介入する余地がなくなるんです。
ここ数年は小説はほとんど読まず、エッセイや暮らしに関する本ばかりですが、たまに読みたいなと思うのは時代小説。時代劇も好きだけれど、小説も
時代物がいい。
相方は以前、ドラマ化された佐伯泰英の「居眠り磐音 江戸草紙」シリーズを完読したことがありました。がしかし、読み返すことは彼の場合は全くない。
同じ時代物でも、私はもう少ししっとりとした、物語の背景に情緒が漂うようなものが好きなので、藤沢周平の作品あたりが好み。
あ、でも。おいしいものの描写が卓越した池波正太郎もいいですよね!脚本家だったので、情景描写もうまくて読んでいるだけでドラマを観ているような
雰囲気がありますし。
おいしいものについて書かれた本は子ども時代から大好きでした。一番好きだったのは「あしながおじさん」だったかな。
なにしろ見たことも聞いたこともないような食べものがめじろ押しに出てくるんだもの~!
私の両親は生きていたら今年100歳になる大正9年生まれ。
ハイカラな食べ物が母の手から生まれるはずもなく・・・それに料理が得意、というほどではなかったのでね。
宮沢賢治の「注文の多い料理店」など、タイトルに料理店とあったものだから読んでみた、というくらい。でもそこから賢治の物語の世界観にハマりました。
考えてみると最近は自分の好きなジャンルのものばかり読んでいて、新たなジャンルの開拓がないことに気づきました。
新たなジャンルとは言っても、さすがに全く興味が持てないものを読む気にはちょっとなれませんけどね。
コロナウイルスの件もあって書店にもなかなか足を運べませんが、少し落ち着いたら今まで読んだことのないジャンルの棚など見てみようかと思います。