先月14日に緊急入院した義母のその後ですが、肝膿瘍からドレナージで膿を出す話を電話で聞いたあと、何の連絡もないまま入院から2週間以上経過しました。
コロナの影響で面会禁止で様子を自分の目で確かめることが出来ない状態って、楽ではあるもののなんだかじれったいような気分。ドクターにしても看護師に
しても、忙しいのが当たり前だから電話をかけるのも・・・・・・
と遠慮していましたが、やっぱり一度様子を訊こうと、先週金曜日の午後に病棟のナースステーションに電話してみました。
担当の看護師さんの話によると、容態は安定していて、その日からようやく食事が一日3回になった、とのこと。
でも体を動かすなどはまだまだ介助が必要だし、会話がうまく成立していない様子で、「病気の前はどうでしたか?」とこちらが質問されてしまいました。
以前は認知症ではあるものの、冗談などの受け答えなどもすばやくて、認知症なのにそういうところの衰えはないんだなといつも感じていたのだけれど、
今回の病気で体にも頭にもいろいろと変化が出てきている様子でした。
その折りに、ドクターからの現在の病状の説明を一度聞きたいと伝えると、夜になってドクターから電話がかかってきました。
肝膿瘍のドレナージでかなりの量の膿を出したことで病状はよくなりつつあるけれど、抗生剤は4~6週間は続けなければならないため、最低でもあと
2週間ほどの入院が必要であるという病気についての説明がありました。
それから、私も気になっていた身体的機能の衰えや認知症症状の悪化についても尋ねてみると、ドクターがまず話したのが栄養面。
飲み込みの練習をして食事も一日3回にはなったものの、まだ口から食事で栄養を充分摂れていない状態。
この状態が続くとなると、胃ろうなども視野に入れないと・・・という話。
徐々にリハビリもしていくけれど、今は上半身を起こすのにも介助が必要でその状態を維持するのもなかなか難しく、病気前の体に戻るのはなかなか厳しそう
ということでした。
ある程度予想してはいましたが、現実のものとなりそうな気配。
まだしばらく入院が続くこともあり、ケアマネージャーにその旨を昨日連絡したところ、「(要介護の)区分変更をかけたほうがいいですね」と早速動きが。
もし要介護度が上がったら、その時点で特養への入所申し込みをしようと、以前からケアマネージャーや相方と話していましたが、いざそういう時期になって
みると、相方はやっぱり複雑な気持ちの様子。
実の親だし、それに息子のほうが娘より感情的になるのかもしれません。
鬼嫁の私は、来るべき時が来たのかな、と冷静に受け止めていますが、思っていたよりは早かった気がしています。
いずれは相方や私もそう思われる立場になるわけで。何一つ迷惑をかけずに死ぬことはおそらく不可能ですが、出来るだけ子どもたちに負担のないように
死ねるといいなと思います。
きっと、年老いた親の面倒をみている方は誰しも、同じように思っているんじゃないかな。なにかにつけて思ってきたけれど、親の面倒をみなくて済んでいる
立場の人は、見てくれている人、きょうだいだったりその連れ合いに対して、しっかり感謝してほしいものです。配慮のない人たちをよく見聞きしますので。