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季節が逆戻りしたような暑さになっています。夜中もちょっと寝苦しかったな。
あの9.11テロからもう5年になりますね。
あの事件を扱った映画の公開や、WTC跡地に建てられるビル群のデザインが決まったなど、マスコミもよく取り上げています。
ここで私が取り上げたいのは、テロそのものではなく、テロが起きたとき、一般市民が混乱する状況のなかで、どのようにして得たい情報を手に入れたか、ということ。
テロのおよそ2年後に発行された岩波新書「未来をつくる図書館」(菅谷明子著)に、その答えが載っています。
私がこの本のことを知ったのは、中日新聞(東京じゃ東京新聞ね)の一面の下にある「中日春秋」というコラム。朝日なら「天声人語」のようなもの。
主にニューヨークの図書館について書かれていますが、我々日本人が持つ図書館のイメージとはかなり違ったものです。
まず第一に、図書館の運営がNPOによるものだということ。
本の貸し出し・閲覧・勉強の場の提供だけに留まらず、インターネットからの情報の取り出し、また専門分野に関する資料・情報も豊富で、それを的確に市民に提供するノウハウを職員が持っている、ということ。
地域に関する情報提供もそのひとつ。
テロの後、市民が欲しがっていた種々の情報を提供するため、関連するウェブサイトを直ちに立ち上げ、安否情報、緊急電話番号リスト、宗教やカウンセリングに関する図書の情報など、ほぼ2時間ごとに更新されていたというから驚きです。
日本で災害やテロのとき、こうした情報を提供したり、また集約する場所はあるでしょうか?
緊急時、お役所任せになりがちなこの手の問題を扱う身近な場所やスタッフが、日本でもあるといいのに・・・と考えさせられた本です。
さて、明日から旅行に出かけます。
天気予報があまり芳しくないのがねぇ・・・
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ま、でも雨の日は雨の旅を楽しむことにいたしましょ。
携帯から記事を送る予定ですが、電波状態によってスムーズに行かないことも考えられますので、ご了承くださいね。
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