コーヒーを飲んだら鼻の頭にうっすらと汗が。おいおい、11月だぞ!と思うここ数日の暑さ。
今朝もまだ薄手の長袖を着ているだけ。とても重ね着など出来ませんわ。
よく「これ一枚でおしゃれが決まる」などと書かれた服をカタログなどで見かけますが、そういった服は一枚も持っていなくて。まあ重ね着してもあまりおしゃれとは言えない私。
でも上に重ねることで体型を隠すことは出来るのでね。もう少し気温が下がってほしいところです。週末にはようやく本来の気温に戻るそう。
さて、畑で作っている野菜のひとつに、お漬物用の菜っ葉があります。この前行ったときにもたくさん間引きしてきました。
葉が薄くてやわらかいからすぐに漬けられておいしいのですが、その分劣化が早いんです。昨日も10リットルのゴミ袋(きれいなもの)に入れておいたものを洗って切って漬けましたが、
かなりの量がゴミとなりました。
軽く塩をしてから揉んで水気を絞り、後はチャックつきの袋に入れて酢とだし醤油を入れるだけ。と、漬物桶に漬け込んで重しをして・・・という本格的な漬物とは対極なお手軽さ。
今はまだ葉が成長途中なのでやわらかいため、出来た漬物の食感は水菜の漬物みたいな感じでシャキシャキとおいしい。
ほぼ誰もが一度食べると虜になるほどでファンも多いのだけれど、これが6歳児の孫も大好物。
先週、幼稚園の行事に一緒に出かけるときに持っていったのですが、そのときの昼ごはんのときにもよく食べて、翌朝には完食。リクエストが来ました。
孫認定「世界一おいしい漬物」なんだって。まあ6歳児の小さな世界での話ではありますが、作り手としてはおいしく食べてくれるのが一番うれしい。
娘からは「ちゃんとしたレシピを残してほしい」と言われているけれど、これがなかなか難しいところ。
私はあまり利用していませんが、多くの人がクックパッドにレシピをあげているけれど、そこはやっぱりプロではないから仕方ないのかな、と思えるようなレシピも。
例えば大根がたくさん出来たときに参考にする漬物のレシピ。砂糖や酢の分量はまあいいとして、肝心の大根の量が「二分の一本」だったりします。
売っているものだってそのときによって大きさ、太さ、長さはまちまち。その二分の一本は小さめの大根なら1本丸々、かもしれないもの。
私の作る菜っ葉のお漬物にしても、一度に使う菜っ葉の量はそのとき次第で変わります。だから塩などの調味料の分量も、悩んだときにはやや控えめにして後から追加する、みたいな
感じでやっています。今は間引き菜なので塩は少なめで充分ですが、これが大きく成長(本当にびっくりするほど大きくなる)したときには逆にやや多めにしないと、しんなりして
くれない。
こうした料理のこつみたいなものは経験値が必要。とにかく一度試してみるのが一番でしょうね。私もこの漬物は、こんなくらいでいいかな?みたいにして作ってきました。一応
参考にしたレシピがあったとは思ったけれど、いちいち菜っ葉の重さなんて量らないし。
ここで思い出すのが、伝説の家政婦、タサン志麻さんのこと。
年に数回、NHKの「きょうの料理」で志麻さんの暮らしぶりやレシピが放送されるのですが、そのとき彼女が作っている料理の仕方を見ていると、実にざっくり。
一応文字で調味料の量などは出してはあるけれど、塩などは指でつまんでいるだけだし、オイルなども容器からそのままどぼっと入れるだけ。まあだいたい「大さじ1」くらい、
みたいなものが彼女の中に出来ていて、それは多分長年主婦をやっている人はそうなんだろうと思いますが、このざっくり感というか、肩に力が入っていない感じがいつも好ましい
なあと思って観ています。
うちの娘も、おいしいものは食べたいけれど料理は苦手、と思っているタイプなんじゃないかな。私は食いしん坊で、母親が大正一桁の生まれだったこともあって、しゃれた料理など
出てこなかったし、本で読んだりテレビで見る知らない料理はすごく憧れでした。
この食いしん坊な性格が料理好きにつながったのかな、と思うことはよくあります。さて、孫娘はどうでしょう。出来れば好きになってほしいものです。