『マタイ』は不当な脚色を加えたために叙事の正確性が疑わしい物になってしまった。『ルカ』+『使徒行伝』(ルカの第2巻:文体、語彙、序文が類似)も同様に不安定な存在を確立している部分に触れてみたい。
『使徒行伝』は他にもパウロの真筆と食い違う部分が多く、記述の正確性が疑問視されている。『使徒行伝』のみを典拠とする事実 ・パウロがタルソス出身であること ・ローマ帝国の市民権を持つこと ・テント造りが生業であること ・エルサレムで逮捕され投獄されたこと― 等について批評家は懐疑的だという。 画像出典: Cherished Travel 関連記事: 福音書の神話的アイデア |
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