天気:くもりのち雨
海況:北西の風弱く うねりあり (強風・波浪注意報発令中)
気温:14℃ 水温:18.5~19.0℃
透明度:1~3mと悪い
今日は、先日(16日)三陸沿岸を通過した台風26号の影響で女川湾の各浜でも被害があり、アリエルチームと一緒に復旧・調査活動をしてきました。今日の天気は、午後から悪くなる為、午前中勝負と判断し、早朝より女川港へ出動した。まずは、女川造船場の船揚げ用のレールに堆積した砂利等の撤去作業。朝の干潮を利用し約1トンの砂利を除去できた。これで当分の間、船舶の上下架が大丈夫だ。
次に向かった場所は、指ヶ浜の沖合にある通称「パヤオ」だ。先週NHKの取材で撮影したばかりの場所だが、今回の台風の影響で浮上がってきたとのことで調査した。沖合いに向かうとうねりがあり、現場に行くと今まで水深15m付近にあった養殖用の浮き球が多数水面に浮かんでいた。
早速、エントリーし潜水調査を開始したが、透明度が1m前後と悪く、慎重に調査した結果、水深15m以深にあった絡み合った養殖施設に付いていた大量のホタテの殻が台風の影響で落下し、全体が浮き上がったようだ。
水深18m~25m付近まで絡みあったロープ(直径30~50cm)
現在も大型の台風27号が日本列島に接近中です。今週25日前後にも三陸沿岸にもっとも近づく予報が出ている為、また被害がでないか心配だ。