「おながわ海中漫歩」 ちょっと海へ

宮城の海に潜って40年以上、最新の女川湾の情報をお知らせします。
http://backroll-sld.com/

2014年1月18日(土) 今日もマボヤの産卵を観察(女川町竹浦)

2014-01-18 22:07:58 | おながわ海中漫歩「ちょっと海へ」

天気:快晴

海況:北よりの風 弱く ベタ凪

気温:2℃  水温:8.9~9.3℃

透明度:6~8m

 今日もクチバシカジカの抱卵を探索に竹浦で2ダイブしてきました。成魚は発見できたが残念ながら抱卵の確認には至らなかった。また、先週発見したフサギンポの抱卵は2ヵ所共順調のようだが、今日の時点では、ハッチアウトしていない。

  今日のフサギンポの抱卵

  今日のダンゴウオ

 今日も先週と同様にマボヤの放精・放卵が続き、白く濁った場所も多くあった。また、純白のマボヤも産卵していた。今年生まれたマボヤは、8月頃には肉眼でも観察できるようになるが、昨年生まれたマボヤは、1年で5~10mmまで成長する。

 昨年の1月に水槽で採苗された稚ボヤ  

 1年目の稚ボヤ(10円硬貨と比べるとまだまだ小さい)

その他、お腹を大きくしたギスカジカの発見やコブダイの幼魚などと、シロホクヨウウミウシが数多く観察できた。

 お腹の大きなギスカジカ(体長 30cm)

  お腹や胸ビレなどにウミクワガタの幼体が数個体寄生している

    今日のマボヤの放精・放卵

 水温9℃の海で寒さに耐えるコブダイの幼魚(体長 6cm)