天気:くもり
海況:南南東の風弱く ベタ凪
気温:20℃ 水温: 水面 17.2℃ 水底 15.8℃
透明度:水面付近 2~3m 水深5m以深 10~12m
「磯焼け対策」で10年前から調査・研究している女川町指ヶ浜の海。昨年まで石灰藻で覆われ真っ白になって磯焼けしていた岩礁帯が、今年は写真のようにマコンブやスジメ、アカモクなどの大型海藻が生育し、豊かな海が戻ってきた場所がある。磯焼けする原因のひとつは、海藻を食べる植食動物(ウニや巻貝など)が過剰に生息し、生態系のバランスが崩れて起きる。しかし、東日本大震災の津波によって植食動物(ウニや巻貝)が沖に流され、岩礁帯から減少し磯焼けが解消したと考えられる。
一方、海岸線から約150m沖にある起伏の激しい「ホヤ敷き根」では、大型の海藻がほとんどなく、マボヤやヒダベリイソギンチャクが群生し岩肌を覆っている。
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