坂野民枝・インテリアコーディネーターの目線:    心地よい空間作りのヒント探し:四方山話

  

    インテリアのご相談は HP『 インテリアの教室 坂野民枝 』へ

最近読んだ本

2012-10-10 | インテリア
9月の中旬から完成現場に出かけることが多く、
移動中の電車の中で 読んだ本です。

これから愉しむアンティーク  ヴィクトリア朝



以前は アンティーク家具を扱ったこともありますが、
最近は 私の中では 別のカテゴリーになっています。
今だから 客観的に見られると思い 気分転換も兼ねて読みました。
ロンドンオリンピックで イギリスの街の映像を見る機会が多かったのも
きっかけだったのかもしれません。

バブルの頃は高級アンティークは投機の対象になっていた感がありますが、
ハロッズの家具売り場で、アンティークの書斎デスクが大量に並んでいるのを見て
日本のデパートではイベントでアンティークを出すことはあっても 中古は無いです。
家具の文化の違いを認識しました。
デザインだけでなく、質も年月に耐えられ物でなければ売れません。

話がそれましたが この本にはヴィクトリア朝の時代を牽引したミドルクラスの社会背景、
生活スタイル など ・・・そして 世界の強国があこがれたのが JAPAN

日本の上質の家具メーカーに頑張ってほしいものです。

建築の歌を聴く  中部の名作42選



掲載されている建築のうち このブログにも載せたものも含め 
訪れたことのある建物は 半分ぐらいあります。
  頭の中に雑然とある記憶が この本によって 知識になりました。
近くの買い物ルートになっているところもあります。
全国からの来訪がある建築も あることがあらためてわかります。

中部圏にお出かけの方に 事前情報として おすすめです。 
それぞれの建築のあらすじとポイント、所感があります。

来月はNICで 金沢の21世紀美術館へ行きます。

備える!  3.11から



東海地震は30年以内に9割以上の確率で発生する
机上論では予想できない事前・事後の対処の仕方、
東北の方が経験されたことを 備え にする。
手段があれば 助けられた命 重いです。

官(国・県・市):民間:ボランティア

この本の中で強く考えさせられたのは 
非常時に 官のそれぞれが機能しなくなると、人も物流もストップし、
助かった命さえ断ち切ってしまうこと。
何かを手配できても 道路を通る許可、本当に必要としている場所の認知、
受け入れる体制、届いても使えないもの。
そんな状況に私が置かれたら 交渉役 こなせるかな?やるしかないか!

耐震の家を造ることにインテリアという夢を入れることを日々の生業に
していますが、 そのとき 耐震の建築に自分がいることを願って!

仮設住宅に暮らす方が 少し生活が落ち着いたとき 気持ちを取り戻すため
付いていた無地のカーテンを明るい柄に変えた・・・とありました。
気持ちを前向きにする インテリア 重要です!


それぞれの立場で、自分に[何ができるか]読んでいただきたい本です。






最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。