坂野民枝・インテリアコーディネーターの目線:    心地よい空間作りのヒント探し:四方山話

  

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草月(大阪教室)から ハルカス美術館のオープンへ

2014-03-12 | Weblog
前日 名古屋は雪が舞っていましたが、新幹線も遅れることなく、
大阪教室へ・・・デモンストレーション用の勉強会に参加しました。
写真では完成の形ですが、作成していく過程もお見せするので後ろから活けていきます。
タニワタリの葉を入れていくと 前の様子がわかっているつもりでも分からなくなります。
スィートピーの花を [さりげなく] 入れたいのですが …心の中で鏡がほしい!


解説をしながら、楽しそうに 後ろから作成・・・又一つ新たな経験です。

体力、気力、時間があるかどうかわからなかったのですが
せっかくの オープンなので 一応調べていきました。
『ハルカス美術館が オープン3日間は お披露目で 入れます』



4時半過ぎていましたが、途切れることなく、混み合うほどでもなく
近鉄グループの財産ともいえる 美術品 堪能させていただきました。
      ・・・・入場無料でいいのかしら・・・






こちらの2枚は建築の記事から



あべのハルカスのビルは大阪平野の北風の揺れを緩和するため2段階でセットバックと記事にあります。
1段目が美術館のフロアー16階です。

私がこの日に写した景色、すでに17階でも遮るものがないので この理論がわかります。


そして、エレベーター周りに胡蝶蘭の鉢・・・落下事故防止の手段でしょうか。


帰りの新幹線で心地よい疲れで ホッとします。

今週末から3月末まで 土・日はお客様の新築の完成ラッシュで、立会います。
消費税のこともあり、工事に関わる方たちは大変な時期です。
この日、私の電話が鳴らなかったことにも感謝。


[印象派を超えて] 愛知県美術館

2014-03-05 | 美術館
少し早めに仕事を切り上げて、帰り道に寄ってきました。


昨年 新国立美術館で開催されていたのが、名古屋にきました。
クレラー・ミュラー美術館から通算 半年に亘ってお借りするというのも
すごいことです。 日本でそれだけ印象派の人気が高いということでしょう。

印象派の絵画は 私にも 気持ちをやわらかくしてくれます。

今回は サブタイトルに「点描の画家たち ゴッホ、スーラからモンドリアンまで」とあります。
展示の構成が楽しみです。



Ⅰ. 印象派の筆触 {点描のルーツはどこに} モネ、シスレー、ピサロ …混色しない筆触分割

Ⅱ. 分割主義の誕生と展開{光と調和を追い求めて} スーラとシニャック…新印象派

Ⅲ. ゴッホと分割主義{ファン・ゴッホを魅了した点描}

Ⅳ. ベルギーとオランダの分割主義{地域を超えて広がる点描}

Ⅴ.究極の帰結{点描から抽象へ} モンドリアン

インテリアやデザインの本によく登場するモンドリアンのコンポジション
・・・ここに至る前のモンドリアンの風景画があります。
ここにたたずむと 今まで見てきた流れをもう一度振り返りたくなります。







ゴッホが混色を考えるのに毛糸を使って色の研究を下板話が有名ですが、
それぞれの画家が 色彩理論を研究していたと思うと
絵が上手なだけでは画家になれない。何事もプロの道は深い・・・


閉館まじかでしたが もう一度 歩きなおしました。

一度目とは違う見方ができます。
・〈 種まく人 〉よく見ると カラスさえも のどかです。
・ゴッホの〈 自画像 〉 どこかで見たような・・・家の図録を探したら1996年名古屋市美術館でした【名画は巡る】
・それぞれの絵と額との組み合わせ 参考になります。
・正面から見ると額にガラスが入っていないような・・・反射しません。
真横ぐらいから見ると反射して ガラスの存在がわかります。 ガラスの進歩にも感激。