坂野民枝・インテリアコーディネーターの目線:    心地よい空間作りのヒント探し:四方山話

  

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『収納』から始めるインテリア入門:ボランティア講師

2015-08-31 | インテリア
なごやか市民教室の講座の募集が始まりました。

個人で広めてもOKということですので、ブログに載せます。

この記事を読んでくださった方、その周りで興味のある方が
いらっしゃいましたら、よろしくお願い致します。



申込方法は、ハガキか電子申請になります。

【往復はがき】
・1講座ごとに往復はがき1通でお申し込みください。(1講座につき1人1通のみ有効です。)
・下記の内容をご記入の上、事務局へ郵送してください。

①講座番号は [4]です。
②講座名は、 『収納』から始めるインテリア入門 です。





【電子申請サービス】。(1講座につき1人1申請のみ有効です。)

*[名古屋電子申請サービス]で検索→
  申請する のところで、[なごやか市民教室]で検索→
   2ページ目の[“4 『収納』から始めるインテリア入門] をクリック→
   申請画面になります。

又、今回はボランティアですが、
今後、インテリアを中心に [住まいに関わるセミナー]等を考えています。
中部圏にとどまらず、 活動したいと考えています。
これからもよろしくお願い致します。

久しぶりの小説: 火花

2015-08-28 | Weblog
少し頭の中をニュートラルにしたくて・・・と、思っているところへ、
hontoから『電子書籍 40%off』のメールにつられ、[火花]を購入。



思い起こしてみると、ブームの時期にその本・・というのは、
気持ちに余裕がないと、読まずに過ごしてしまっている事が多い。
[IQ84]も 友人が読んでいて、『読み終えたら貸すね。』というまま、
日々の忙しさで、次のことを考える事に追われ、埋没してしまいます。
本屋さんの前を通っても、平積みの本が数回変わると 忘れてしまっている。

読まなくても過ぎていくのが 小説。

この[火花]は、特に書評も多くは見ず、ページ数のチェックだけして、
昨日の夕食の前後に読みました。

読み始めて、熱海の花火の場面・・・タイトル、花火?火花?・・・火花
淡々と読み進んでいくことができる作品です。
食事の支度で、一旦停止も気を揉まずにできるし、
続きを読み始めるのにも、覚悟を必要とせず、
途中で読むことを放棄という気持ちにさせないのが、この小説の魅力かも!

何故このタイトルにしたのでしょう。これについては色々意見がありそうです。
意見を書くと、まだ読んでいない人の想像を削ってしまいますので・・・

やっぱり タイトルは重要ですね。

・表紙の絵について又吉さんがインタビューを受けていました。
幾つか見せられて、選ぶように言われたと・・・
『赤が目立っていた』ということです。

抽象的な絵ですが、モヤモヤ感と火花を連想できて、 
なにより、地下街の本屋さんの平積みでも遠くからわかります。

書店の色の氾濫のなかで、色数の少ないインパクトも必要です。

WEST COAST インテリアセミナー &2013の思い出:AD CORE

2015-08-24 | インテリア

家具メーカー AD CORE (エーディコア)の セミナーへ行ってきました。

デザイナーの瀬戸さんのこだわりで、カタログ写真は
西海岸の実際の住宅等をロケハンし、コンテナで家具を運び
撮影されています。
今年6月の ロケハン時の写真を 見せていただいています。
今回は シャビーシックな傾向をより感じます。
次回のカタログが楽しみです。

今回戴いたカタログの中で、一昨年ツアーを組んでくださって
訪問した時の一枚です。



私が写した訪問時で、アイビーの育ち方が時の経過を表しています。

お住まいの方のセッティングも素敵ですが、
場所決めをし、部屋の広さを測り、家具を合わせ、日本から運ぶ。
このこだわりが、良質な空間への納品につながるのかと思うと、こだわることの大切さを思います。

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2013年のツアーに参加した時のことがこのブログに無い・・・

ロサンゼルスからパームスプリングスにかけて、
10軒ぐらいの住宅と、ホテル、オフィス・・膨大な写真が手元にあります。
室内写真はUPできませんが、印象的だった思い出!

スウェーデン出身のご夫妻の家:書斎の壁面収納
本の間に扉もなく 何気に飾られているのは [アカデミー賞のオスカー像]です。


その前年2012年公開 『007・スカイフォール』で音響賞を受賞さた パー・ハルバーグさんです。
リビングテーブルにさり気なく 007 置いてありました。


それ以前にも2回受賞されているので、3つあります。
一通り室内を見せていただいたら、オスカー像の撮影大会になりました。
済んだ仕事への評価としての賞というお考えなので、皆に気さくに持たせていただいています。

人生にそうそう有ることでは無いので、私も持たせていただきました。

メディアで見る、授賞式の時には、まだ銘板が入っていないので、後日届き、
会社とか組織で保存することが多いので、個人の住宅にあることは少ないとか・・・

賞のために仕事をしているわけではない・・・、印象に残っています。

ドレクセル・ヘリテイジ :成城

2015-08-13 | インテリア
購入した額が届きました。


ドレクセルのショールームが10月に南青山にオープンします。
成城のショールームが閉店になり、セールの案内状を戴いたので行ってきました。

初日の10時半、10時着のつもりが 思いのほか時間がかかりました。
久しぶりに渋谷から世田谷通りをバスで向かいました。
母校の日大前を通っても夏休み中なので 人気を感じません。
感傷に浸る間もなく、短い距離でも日傘をさす暑さ。

既に かなりのお客様の数です。接客をお手伝いしようかと思うほどの盛況です。

名古屋のショールームの閉店の時には私も 忙しくて伺えなかったので、
ランプ、カーペット、額・・・いいもの有れば という気持ちです。

これまで 何軒かのお客様に納品させて戴いていますが、今回は自分用に・・・。

スタッフの何人かの方は面識がありますが、お忙しいので他の接客を待っていたら、
どんどん売約済みになっていきます。

今日、 玄関収納の側面に、飾って見ました。

ここに合う額の色が これまで、なかなか見つからず、ショールームで見たときに、
合わせて見たくなりました。 大きさも 色も重くなりすぎず 良かった!

もう一枚は、小さい額に足して、並べ直して見ました。
リボンの長さを決めるのにも椅子に乗ったり降りたり、程良い汗をかきました。

代々木第一体育館

2015-08-03 | Weblog
あわただしく 出かけましたが、楽しかったです。
a-nationの 『 OTO MATSURI 』 
終了後 館内放送で 撮影OKの案内が・・・
多数の人は 自撮り。


私は、天井に興味:50年前の技術・・・外観は丹下健三さんの設計で写真でもよく見ているけど、
入ったのは そういえば 初めて。
イベントが終わって明るくなって気づく天井のデザイン:吊り構造の裏側。

座席の確認をスポーツ振興センターのHPでしている時、建物に関する記事を見つけました。
以下抜粋です。

 昭和37(1962)年文部省では、実施設計は、平行して行われた地質調査とともに順次具体化されていきましたが、その内容はかつて前例のない「高張力による吊り屋根方式」という極めて複雑な構造を持った建物であり、施工上最高度の技術を必要とするものでした。外観も、スポーツ精神を象徴し、集まる人々が誘い込まれるような優美な曲線をもった颯爽たるものでした。
 しかし、地質調査の結果、建設用地の地下に激しい湧水があることが確認され、その対策にかかる費用が新たな問費となったこと、また入札が大会まであと20ヶ月と迫ったところで行われましたが、多くの制約下での入札は難航し、当日は落札できず翌日ようやく契約が成立したのです。

 昭和38(1963)年2月1日、建設工事は開始されました。工期は、オリンピック大会を控えた18ヶ月という絶対に延ばすことは許されない期間。当時の状況としてはこの工事を18ヶ月で完成することは常識的にみて不可能とされていました。
 昭和39(1964)年5月、来日したIOCアベリー・ブランデージ会長はこの工事現場を視察して「アメリカ人がやるのなら絶対に間に合わないと思うが、私は日本人の能力を信じている」と言い残して日本を去りました。

50年経った今、 同じフレーズをニュースで見たり、聞いたり・・・。

代々木の体育館は 今見ても 美しい曲線の外観。


ザハ案 私には上からの絵、三葉虫のようにも見えたけど、実際に完成していたら?
 どうだったのでしょう、気になります。

日本の技術、といっても 現場で作業するのは今や世界中の国の人々。
いずれにしても、美しいものが出来上がりますように。
さらに50年後にも そう言ってもらえますように。





ART NAGOYA 2015

2015-08-02 | アート
ウエスティンナゴヤキャッスルホテルで アート名古屋 が開催されました。

7/31は、アートライフスタイリストとして、お話を伺ってきました。

ゲストは ちょうど翌日に同ホテルで、コレクションを発表される桂由美さんです。


ウエディングという言葉を日本で使われたのは 桂さん。
marriageは契約のニュアンス、花嫁に主眼を置いたドレスを作りたいということで、
言葉を選ばれたというお話。
依頼を受けてドレスをデザインするときは、式場の場所、広さ、招待する人数など様々な
条件を考えて、ご意向を汲みながらも よりよいものを作っていく。
・・・お話を聞きながら、インテリアの仕事と同じ。提案を仕事とする原点を忘れないように、
流されないように あらためて 思います。

ショーで発表する物も、特徴があり主張するものと、実際に着てみたいと思うものの両方が必要、
どちらか一方では、見て終わる、又は、夢がない、ということになるので、両方。

生地を見る目、それを織る織機の事までお話がありました。
私もカーテン生地の国産、輸入品両方提案しているので、それぞれの良さ、わかりやすかったです。

よりよいものを提案しようと思えば あらゆる方向に求めていくものがあります。
非常に参考になります。
握手をしていただいた手に力強いものを感じました。

8/2は 9階の客室が展示会場になっていて、順番に伺いました。





数千円のものからあり、やはり いいなと思うものから売れていきます。
敷居を高く思うギャラリーも こういう機会でしたら、気軽に入れますので、最初の一歩とか、
ちょっと 買い足しというのには 良いと思います。

通常は数10万からの展示をしているところでも、ここには手頃価格のものを持って来ています。
若い作家さんのものを発表する場としても 良い方法と思います。

客室の壁を使うことで リアルに設置がわかり、またベッドの上まで並べているところもあるので、
より、アートを身近に感じることができます。

これから こういう催しは全国であると思いますので、
ポスターや印刷ではなく 是非 『本物』も手にしてください。