坂野民枝・インテリアコーディネーターの目線:    心地よい空間作りのヒント探し:四方山話

  

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熱田神宮茶会

2014-01-19 | Weblog
熱田神宮の茶会に参加しました。(毎月15日に開かれています)
3月まで有効の券が手元にあり、1月が表千家でしたので時間を作りました。
真冬に着物は辛い・・・ましてや茶室となると・・・
今、風邪を引くわけにはいかないので 見えない部分にヒートテックとスパッツで完全防備です。

濃茶席は蓬庵(ほうあん)数寄屋造りです。。

寄り付きは別の茶室です


薄茶席は又兵衛で白川郷からの移築です。本来は雪を避けるための屋根を今は通路に利用と想像します。
  
茶会に関係ない場所は写せました。
囲炉裏があった場所でしょうか その上部の格子にデザインされたLED。
 非常に明るい・・・明るすぎると 田舎家の風情は損なわれた感がありますが、
ちょうど 受付とお道具の拝見場所近くになっているので 見やすい状態です。
茶席側は自然光に補助的な照明です。
  

いづれの茶室も床暖房が入って底冷えの寒さということはなかったので助かりました。
・・・・でも、隙間風と空間の対流で冷たい風
・・・普通に工事現場で目にする断熱材の有難味がよくわかります。
釜の近くに座っていた方は 炭火の熱や煮えたぎった湯気で暖かかったと言われます。
千利休が究極まで茶室を小さくした理由を色々言われていますが 
精神論だけではなく、寒さ対策も? と思う2時間でした。

本殿にお参りしようと歩いていたら、弓を手にした人が見えます。
立ち止まっていたら、的の背後になるのでしょう 幕が引かれました。

奉射の儀の準備です。ニュースでは見たことがありますが
なかなか機会も無いし、〝魔を除き、福を招く"ということで
廻って見ました。

二人づつが3組 交代で ・・・神事となると一つ一つがゆっくりです。
的に当たる音は結構響きます。ささらずに跳ね返ることもあります。

最前列で本格的に撮影に来てる人もいます。それらしい帽子をかぶっている紳士を見ると
父を思い出します。

私が着物姿でなければ 縁起物の矢を取りに走ったのですが・・・
見させていただいたことに福があると信じて、本殿に向かいました。


まだ初詣の時期なので 白い囲いがあって、いつもより 神様が遠く感じます。
人が少ない分 届いたでしょうか。
二礼二拍手一礼 しっかりお願いしてきました。


インテリアの仕事をしていると、(基本 こちらから 宗教に関わるお話はしませんが)
仏壇や神棚のご相談もあります。
名古屋にいらっしゃる神様だけあって、マンション用の神棚を売っています。
また一つ 話題が増えました。



関心することの多い 半日です。