坂野民枝・インテリアコーディネーターの目線:    心地よい空間作りのヒント探し:四方山話

  

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植物を着る

2007-12-23 | Weblog


青山の草月会館で、
久しぶりに植物を手に、チャレンジです。
テーマは、『近未来的なイメージの演出』
黒のマネキンボディに表現します。
7~8人のグループに分かれて製作します。
植物を手にしながらもどんどん発想が変わり
それぞれの意見を調整しながら、作品にしていきます。
考えたことと、材料と、手と うまくいかず、
人の数だけ思いもあり・・・何とか形になりました。

作った後は、心地よい疲労があります。

  最後は竹中麗湖先生を囲んで記念撮影

他のグループの作品       
山のような材料を見たときには何がどうなるのかと思いますが、
人の作品を見るのも楽しい!!  宇宙人のようであり、案山子のようであり?

最後は花材を分けるますが、日帰りをしている私は、
遠慮がちに・・・それでも結構な量です。

帰りに少し時間が有ったので、荷物を手に、久しぶりに
麻布の家具のショールームに行って来ました。
やはりここでもクラシックな家具も少しモダン寄りです。
質の良い家具やペルシャじゅうたんは、しばし疲れを忘れます。

サァラ麻布 : http://www.sala-azabu.co.jp/

      

六本木ヒルズのクリスマスのイルミネーションの中を
通り過ぎたときは、やはり疲れが出てきました。

秋野不矩美術館(浜松市:天竜)

2007-12-23 | 美術館
秋野不矩(あきのふく)という女流画家の絵を一般公開するために
造られた美術館です。
公共の美術館ですが、作品が先に決まっているので、
それにふさわしい建築
・・・・建築家の藤森照信氏の設計です。



ここが美術館?と、一瞬思うような素朴な外観です。

内部は、すさの入った漆喰の白い壁で暖かさがあります。
展示スペースは土足ではなく、スリッパに履き替えます。
床暖房が、この時期やさしく感じます。

絵の持つ、、人を包み込む構成と色合いがきっと描いた人を
表している、この作品たちがあるから、この建築になったのでしょう。

絵画の撮影はできませんが・・・・

額縁も木の素地でシンプルなもので統一されています。
作品に迫力があれば、額縁はシンプルな方が美しい。
木の持つ温かみの相乗効果を感じました。

展示スペースごとに、テーマか技法でまとめられていて、
一人の画家の中でもいろいろなことにチャレンジする・・・

・・・・・そうありたいものです。

   
     エントランスと通路です


エッチングガラスに挑戦

2007-12-20 | Weblog
建築の仕事では、ステンドグラスやエッチングガラスは、お客様の要望をお聞きし、デザイナーの方に依頼しています。窓、ドア、間仕切壁などに、その家オリジナルのデザインをすることで、印象が代わります。

ガラスの花器にデザイン・・・・
葉や茎がガラスに透けるので、その部分がきれいに見える柄、
平坦なので、奥行きを感じるデザインを考えました。

擦りを入れない(透明で残す)部分に、デザインしたカッティングシートを張ります。
今回は簡易な方法なので、平坦な擦りになります。
以前、北京のレストランで龍が踊っているかのような
迫力のエッチングを見たことがあります。
近づいてみると、ガラスの厚みが2センチぐらいあり、
彫の深さを部分で替えることで立体感を出していました。

住宅で使うには、ガラスの重みがあるので、厚さも限られますが
立体感のでるデザインの方がきれいです。



機械の中に入れて、この上から砂を吹き付けて削ります。
水にぬらしながら、カッティングシートをはずします。
 

私は、デザインのあらましは考えていたのですが、
当日、その場でデザインを考えた方は、思い切って大胆です。
30代から70代まで、【デザインに年齢は関係ない!】