坂野民枝・インテリアコーディネーターの目線:    心地よい空間作りのヒント探し:四方山話

  

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インテリア的 『シモジマの歩き方』

2015-10-17 | インテリア
今日10月17日 外は名古屋まつりですが、4時間ほど
ものくろキャンプという、ブログ講習会に出席。


冒頭、興味を引いたのは、講師モノクロさんの雑談。
『僕はさっき、シモジマに寄ったので、ギリギリになりました。』

シモジマというのは、ディスカウントストアというより、プロが買いに来る問屋さんといったほうが良いでしょうか。
何のプロ? 食材から調理用品、包装紙、熨斗紙、箱、事務商品もろもろです。

これまで私が行くときの目的は、インテリアスクールで使う、ラッピング用品・リボン・ディスプレイ用の小物などです。 
行った時には一通り歩いてみますが、 
今日のモノクロさんのお話・・・『事務用品が安いのでついつい見てしまいます。
プリンターのインクも安い』 といった雑談情報です。
私の歩き方の足りなさ? というより見方の違い・・・・・
 
職種が違うと 眺めている景色も違います。
次にショップに行ったときの楽しみが増えました。

もう一つおまけのお話も、お聞きしました。
シモジマは東京、大阪にもショップはありますが、名古屋は下りのエスカレータもあるとか・・・
ここしか見ていないとわからないことです。狭い店内を買い物の荷物を持って動くのに 何気ないことですが、
店舗のレイアウトを考える時に お客様の動線は重要です。参考になりました。
 

映画:ヴェルサイユの宮廷庭師

2015-10-15 | 映画

諸々の用の帰りに、久しぶりに伏見ミリオン座へ歩きました。

頭の中が飽和状態:ホームページの作成で、マニュアル見ながら試行錯誤のこの頃。
上映までに少し時間がありましたが、タイトルで気になっていて、
今日を逃すと見れない気がして・・・自分に言い訳?と思いつつ。

インテリアを学んだものとして、『ヴェルサイユの庭園建築家はル・ノートル』というところまでは、
知識としてありますが、ノートルに採用されたとするこの映画の主人公の女性は?実在?
ストーリーも色々『深い』もので、楽しめます。

何かをしようとすると、男女問わす協力してくださる人。
女性を邪魔に思い いやがらせする男性 自分自身の遠いことを思い出し、少し気持ちが重なりました。

このブログを見てくださっている方は、私に力を貸してくださった方達、感謝しています。

宮殿の建設費や人工より、作庭にかかったそれのほうが多いとは聞いていましたが・・・
広大な雑木林を平地にし、庭にする、池を造る、噴水を造る、水利の担当責任者とダムの打ち合わせ、
平面プランでプレゼン、現場で詳細決定、庭師というより土木工事に近い・・・

タイトルが おしゃれすぎ?
原題を見たら、『A Little Caos』 たぶん、これでは 見に行かなかった。

映画と現実、17世紀と今、交錯します。
以前、ヴェルサイユ宮殿に行った時には 鏡の間は改修工事中という現実、
ツアーの時間が決まっていたので、庭側には出れず、ちょっと残念な記憶。

street view :もしやと思い、グーグルで見たら庭が歩ける!
画像が2009年8月ですが、行けます。
観光客が歩ける範囲は大丈夫のようです。
途中、迷子になりましたが 今日のところはすごい勢いで 突っ切りました。

航空写真で全体が見渡せる今ですが、 上空から見れない17世紀に 
ブロックごとに 担当を分けて作庭し、美しくつなげた ノートルの統括力に凄さを感じます。

数十年の違いはありましが、ほぼ同時期の小堀遠州を思い出します。
世界的に権力・財力を持った人の 望みをかなえるべく存在した人たちが残したもの。
世界遺産というより、地球の財産!

映画を見ている途中で あっ と思ったこと。

字幕を見ていますが、耳から聞こえるのは 英語・・・ルイ14世が英語話している・・・
ルーブルの宮殿でも貴族の会話が英語・・・変なことにも 時々気づいてしまいます。

制作した会社がイギリスでした!

庭も映画も・・・
完成された形を見慣れていると、途中の過程は当然 過去のものになる。


・・・これも、私の仕事に重なります。





 


住宅の省エネルギー:これからのインテリアの課題の一つ

2015-10-04 | インテリア
インテリア コーディネーターというと、綺麗なものを並べる印象があると思います。
完成した見た目が きれいなのは当然ですが、
プロとしては、実はとても地味な部分で沢山のことを検討しています。
建築士の方、大工さん、電気屋さん、設備屋さん
色々な方と調整しながら 仕事を進めていきます。

例えば、照明器具で、ペンダントやクリスタルのシャンデリアなど吊るタイプを選んだ場合、
明るさや家具との位置は当然ですが、動線の検討とスイッチの機能の選択、
空調の吹き出し口の位置(風で器具が揺れると、テーブルや床面の光が揺れます)
図面だけでは、表記されていなかったことなどは現場で、業者さんや職人さんと打ち合わせたりします。

エネルギー問題に・・・ 特に 3.11 以降 ・・・
住まいを省エネにする建材、省エネの器具 それに伴う設置方法も新しくなっています。

『せっかく、良いソファを入れても、日射焼けする』というお話に、
サッシ、遮熱ガラス、UVカットのカーテン・・・提案する案が増えます。

そんな理由もあって、住宅省エネルギー技術 設計者講習 受けました。


熱損失量とか熱還流率とか、建築士の試験以来、久々の計算で、
初めに練習問題を見たときには、帰ろうかと思いました。
近くの座席の建築士の方に聞いたところ、『実務でも入力したら、プログラムが計算するので、
ここでは 理屈がわかれば良いですよ』とのこと。
演習問題で説明を聞いたので、試験も通りました。 ホッ('_')。

建築基準法など法律や政策もどんどん変わっていきます。

リフォームのセミナーをす開く時にも参考にし 新しい情報でお話します。