坂野民枝・インテリアコーディネーターの目線:    心地よい空間作りのヒント探し:四方山話

  

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無量寿寺 かきつばた

2008-05-18 | Weblog
 毎年行きたいと思いつつ行けなかった 
           かきつばたを見に行きました。
からころも きつつなれにし つましあれば
      はるばるきぬる たびをしぞおもう

高校生のときに習った伊勢物語の在原業平
伊勢物語に知立のかきつばたは不思議でした。
業平が、京から東へ行く途中と言われても・・・
名古屋から見て、伊勢は西、知立は東。

ピークは先週ですが、仕事で現場に出たついでに寄ってきました。
 グリーンにパープルは風に揺れてとてもきれい。
富良野で見た、ラベンダーも日本人が好む原点はこの色かもしれません。

 植物は正直です。日差しの強い部分は花が終わっています。

今日見た花のある所も後1週間でこの姿になるのでしょう。
あやめは土に咲き、かきつばたは湿地にさくのも納得です。
お天気がよく、日差しも強い日が続くと、花の命が短くなります。


オペラトゥーランドット

2008-05-14 | Weblog
名古屋、御園座 5月13日初日 行って来ました。
3月から赤坂ACTシアターの杮落としで、上演されました。
本当は、ここで見たかったのですが・・・。

トゥーランドットへの興味は、
・以前イタリアで、草月の先代家元、勅使河原宏氏が演出したこと
・川島織物のカーテンでル・モンドのシリーズのなかに名前が使われていたこと

そして、今回は、宮本亜門さんの演出、ワダエミさんの衣装デザイン・・・

舞台美術のしかけに圧倒されます。
 写真はホームページより

階段状の構成で、左・右・はそれぞれ左右、中央は、前後に
ストーリー展開により、移動し、段の途中、最上段で演じられます。
牢、民衆は、階段裏、舞台平面。

今回2階で見ましたが、舞台構成が、階段状でしたので、
ちょうどいよい位置で見られました。
     王女や権力者は最上段です。

 
早乙女太一君が出演していたからでしょうか、若い女の子も客席で見かけます。
テーマである、‘生きること、命を大切にすること’
感じてくれるといいな と思います。

 女官4人のブルーは光によって鮮やかにも悲しみにも見えます。

 エンディングで、明るい未来です。新体操からヒント?
 
照明の効果も良かったです。床面に陰影をつけて、民衆の歩く斜めの太い道、
王女が孤独に歩く細い中央の道、影の効果も舞台のライティング!
久々に舞台を満喫しました。