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タイル工場見学:日東製陶所

2017-06-11 | インテリア
インテリアの建材の中でも そのお宅のONLY ONEをデザインできるのがタイル貼り。
お客様との打ち合わせでも、タイルパターンを決めている時は特に楽しいです。

岐阜県多治見市の日東製陶所で、タイルの生産工程を見せていただきました。

OZON(新宿)の企画です。関東からの参加の方もあります。
個人的にはこれまで 色々な研修の機会で、常滑のINAX 滋賀のTOTOなど、
近場の陶器建材の工場を見せていただいています。
中部圏が陶器の産地というのをあらためて感じます。

体験コーナーもあります。

三角タイルのパターン、この1枚づつはイメージが広がります。



ランチを戴いたのはタイル倉庫の改装です。

本来、壁タイルを床に使うのは御法度!
 割れても即、補修 OKなのはここならでは!


天井には釉薬の30L樽がランプシェードになっています。

こちらは現役の釉薬の樽

樽のラベルを見ると都内の地名があります。
マンションの外壁用でしょう、建築ラッシュの縮図です。

工場の中も撮影OKでした!
簡単には真似のできない技術と設備投資です!!

土を成型し

釉薬を掛けて


炉に入れる順番待ちも 乾燥を兼ねています。


温度を下げてから 出てきます。


24時間稼働の炉の出口


焼き上がりは 生暖かいです。


最終の傷、大きさのチェックです。
製造工程はすべて機械ですが、検査は人の目と手です。

紙貼も機械。


工事現場で目にする形になりました。


*焼く前は タイルの中央が窪んでいます。
 焼きあがると真ん中が上がるのはハンバーグを焼くのと同じかも!


*焼き上がりは10%ほど縮みます


釉薬の調合も自社なので、特注依頼の試作もあります。


INAX・TOTO・名古屋モザイク・ダントー のサンプル帳があります。


自分の提案し、施工されたタイルも『ここで造られた』と、思うと感慨深いものがあります。