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ビバ!『楽農大学』(1):初参加見学体験記・・

2006-04-01 13:02:18 | つれずれ紀行

本日の嗜好はガラリと変わり、「楽農大学」見聞録・・・

 先週の日曜日(3月26日)、中学及び高校の同期生たち総勢9名と広島港にて合流。数十年ぶりに広島港(旧称・宇品港)からフェリーに乗船し、瀬戸内海の島に渡った。
 場所は、広島県江田島市(江田島市の概要:ウイキペディアより)の沖美町。瀬戸内海の島に赴いたには、それなりの訳がある。上記メンバー他、約30数名で開設された『楽農大学』の見学と取材を目的に、参加した。

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詳しくは知らないが、おおよそ楽農大学の開設趣旨とは、

1)そろそろ現役を退き、暇人(おっと失礼!今尚忙しくしている仲間もいるぞ)?もとい!
ようやくフリータイムの取れる年齢に差し掛かった我々、しかも中学(3箇所)高校(1箇所)を同じくする広島市内に在住していた仲間が「楽しく」集いたい、

2)旧友が集えば、「飲んで騒ぐ」楽しみのみ。に、止まりたくなく、

3)ならば、(全国?世界?に散らばって活躍していた時代を経て地元に帰った連中も、今尚関東地区関西地区を中心に県外に住まいを持つ古き仲間も合わせて)故里地元に触れ、郷土に少しでも役に立つ「志ある行動計画」を成し、

4)以って、「志を行動」に移したく、

5)ならば、郷土と地方地域への貢献を以って楽しみに変えたい?‥等と、

6)結果、「楽農大学」と称し、今まで、土いじりや農業に縁の無かった街中育ちの仲間が集い、畑仕事や土いじりを楽しむ会を結成する。時に瀬戸内海で漁業の手伝い?はたまた船で瀬戸内海に乗り出しての「魚釣り」も加えて・・・

 しかし我々の故里郷土たるや、日本の歴史に名立たる貧乏県。今尚大赤字(地方行政府として)を抱える広島県。広島県に属する瀬戸内海の島々でも、まだ少しは見込みのある「江田島」(広島県江田島市のホームページ)は如何か?実は、元々江田島は、江田島町・能美町・大柿町・沖美町など、3つの町から成り立つ(同じ島内にて)。その中、沖美町(江田島の中で一番小さな町であった)の元町長が小学中学の同級生であった事、聞き及んだ。元町長TN氏夫妻に会った。元々学生時代に於いて、我輩はTN氏との出会いはない。会えばしかし、噂通りの(我輩にとっては)、まことに面白い人物である。以後追って、彼のプロフィール及び現役時代の活躍ぶりをエッセイにしたい。と、思う。
 したがって、自動的に、心情的に、情緒的に、同情的?に、おのずと満場一致にて「楽農大学」のキャンバス、実験場&ワークショップは「元・沖美町」に決定したのだ。と、我輩は勝手に回想する。

かくして我輩、初めて沖美町に行った。

実は、下心があった。
それは、

 A)今もって縁のある、インドネシア東ジャワ州マラン市内にある、国立ブラウイジャヤ大学経済学部及び農学部との交歓フィールドワーク等、切っ掛け作りの模索可能か。

 B)かねてから「瀬戸内海紀行」なる短編小説and/or随筆、はたまた「村上水軍」にまつわる歴史小説乃至随筆を書きたい気持ちを持っている。そのつもりで「江田島」を訪れた、、、。かの宮島も、(回数と時間を掛けて)歴史上の裏舞台的資料を集るつもりでいる。「厳島と江田島」、この二つの島の中世歴史資料。揃えば、「たいしたシロモノ」になるであろう。そんなフィールドワークに期した創作意欲、気分は、高揚!テンションは上がっていた。
 
 しかし、島に渡り、島の地に脚を付け、現地を見て驚いた。当日の天候は冬型、肌寒く小雨状態も影響したか。
高ぶっていた気分は一転した!故事資料の蒐集入門、人的訪問、見聞交流等、切っ掛け作り、どころではない。現地は、あまりにも過疎化が進み過ぎているではないか!段々畑は荒れ放題。崩壊しかかった「空き家」はチラホラ、いや、軒並みといっても過言でない地域もある。これでいいのか?日本の地方は、瀬戸内海の島々は・・・
日本における地方地域の行き過ぎた衰退を、このまま放って置いていいのか?

 この瀬戸内海周遊を終えて、想った。
 想えば我輩の半生、期せずして(仕事柄)世界を奔走、、、。外国を放蕩周遊見聞しつつも、真面目に異国の人々と交流交友を続ける最中(さなか)、グローバル的視野にたって「ポジティヴに活動」してきた(つもりの)我輩にとって、良し悪しくも「目から鱗が落ちた」心境に襲われた。
すなわち、
 「灯台下暗し」を『モロ出し』で突っ走って往った我輩の半生、これ、如何に無様なものであるか。を、、、
 いかにも、地元を知らなさ過ぎたのだ・・・
 郷土の『土』を触ったことなく、まして(半端な地方都市の中心地に生を受け)農村部の生活習慣と農業に、全く縁のなかった我輩の半生。かくして「楽農大学」に参加したく、今、諸々考えている。
 毎週週末、メンバーの誰かが現地を訪れ「楽農」を楽しんでいると聞く。毎月イヴェントがあるという。そして次回のイヴェントは「鯛の底引き網」(5月2日予定?)に参加するという。我輩も誘いを受けているから、スケジュールの許す限り参加したいと思う。それまでに、今一度、「楽農大学」キャンパスを訪れたいとも考える。
 その節は、また記事に取り上げたい。

  <・・続く・・>

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<添付写真>:
撮影日2006年3月26日(午後1時頃、曇天・小雨混じり)
撮影場所:広島県江田島市沖美町。撮影の前方方角は、東南東か?曲がりくねった農道を経ての撮影地点にて、太陽は出でず、羅針盤無し、もって方角を見失う。(尚、同記事連載により、同日撮影画像は別途連続掲載を予定しています・・)