駅伝練習

2020年01月11日 06時15分00秒 | 少年野球
今年も毎年恒例の鶴見リーグ駅伝大会が2020年2月9日(日)に新横浜公園で行われます。
鶴見リーグから約15チームが参加します。(1チーム複数エントリーもあります)
チーム9名で新横浜公園の外周 約1.2kmを襷を繋いで走ります。
まあ、野球が強いチーム=ランニングも早いです。だから我がチームは…です。参加する事に意義がある!と思う…。

本来6年生だけで繋げば思い出にもなるし、良い記憶にもなるのですが…選手がいない。
だから池谷戸タートルズは6,5,4年生が出走します。
あと、選手の運動御能力確認や、選手(子供たちの)心肺能力や筋力アップも兼ねて3年生も練習に参加させます。
6,5年生は1.2km×2本=2.4kmをインターバル開けて走らせます。
4,3年生は1本です。(希望者は2本)
決して無理させず、きつくなった徒歩でも可能で行わせます。(できる限り頑張って)

では、この長距離走練習 野球には役に立つのでしょうか?

ランニングの意味を考えると、だいたい指導者は「スタミナをつけること」と答えます。
スタミナは確かに必要ですが、野球にはプラスになるものでしょうか?

野球だけでなくスポーツの枠にとらわれず、 子供の身体機能や運動能力だけを考えるなら、ランニングが駄目ではありません。
長距離を走ることで心肺機能が向上しますから、スタミナがつくことは間違いないです。
またランニングは身体免疫力がアップし、風邪など引きにくい丈夫な体を作ってくれます。
ですからランニングそのものは、 子供だけではなく大人だって取り入れたい、運動のひとつ(ダイエットも…)であることは間違いありません。
しかし、野球と言う競技の性質を考えれば、長距離をだらだらと走る練習法はお勧めできません。
だって、野球選手は1km先のボールに追いつくためではなく、10~20m先のボールをキャッチする為に走るものだからです。
だから、野球には持久力よりも瞬発力の方がどちらかというと重要だと私は思います。
(ダルビッシュのTwitterにも走り込みを否定されています)

では長距離走練習は全く必要ないのでしょうか?
長距離走練習を行う事で下半身の強さ(筋力)を獲得できます。

この下半身の強さはスポーツ選手にとって大事な土台(基礎)となります。
ピッチャーのコントロールに足腰の強さが影響するのもこのことです。
そして、当然ながらバッティングでもそれは影響します。
腕のスイングがしっかりできていても、思った通りにミートできない時下半身がぐらついていることが多いものです。
何せ「ジャストミート」と「打ち損じ」なんて、数cmの差ですから。
バットを振ると、誰だって多かれ少なかれ全身はぐらつきます。
そのブレをいかに小さく抑えられるか。これこそが下半身の強さが必要な理由です。
また、真夏の試合でもスタミナが付く事で疲れにくく、1試合通じて良いコンディションで行えます。

世の中にはいろんなトレーニング方法があります。
でも、やっぱり走り込みは最も単純で、それでいて効果の高い野球の基本練習だと思います。

私が高校野球の選手だった頃、練習で走り込みをさせられるたびに
「なんでピッチャーでもないのに、こんなに走らなきゃいけないの?」と思っていました。
そもそも当時は「なぜピッチャーが走るのか」さえもわかっていませんでしたけどね。
でも、少年野球などの小さなころから走って鍛えておいたことが高校野球や、さらにその上のカテゴリで役に立った訳です。
それがわかったのも大人になってからでしたけど。(笑)

また、走り込みはメンタルトレーニングの部分も兼ね備えています。
長い距離を走るのは結構きついです。(走る前に目標・距離・時間は設定しておいた方が良いです)
それを完走(遂行)することによって得られる精神力はいろんな場面で役に立ちます。
勉強にだって役立ちますよ。
最初は設定を低くして、徐々に負荷をかけていきましょう。

また、選手にも走らすのだから、指導者も可能な限り走った方が良いかと思います。
私も来週(1/11、12,13)は審判部が無いのでチーム練習に参加します。選手と一緒に走りますよ!
私の目標は1.2kmを6’00”以内で完走です。
最初の目標は低く設定しますので