来年度(2022年4月)から学童野球に大きなルール改定がありそうです。
大きく異なる点として
①5、6年生の試合イニングが7イニングから6イニングへ変更(時間は1時間30分を超過してのイニングまたぎはしない)
②ホームベースの大きさが学童用から一般サイズへ変更
となりました。
3月に鶴見リーグの審判部総会があるので、そこで今回の件を打ち合わせるようです。
この件は、全日本野球協会から「2022年度の野球規則改定」で正式に発表されているので、学童野球でもほぼほぼ確定事項だと思います。
では、この案件の大きな改定理由ですが、一番の理由としては
「選手としてのこれからの成長と、学童野球で一番影響の出る肘や肩の故障を防止する目的」
だと想定されます。ですので、この考え方は私も賛成します。
今現在、70球制限を取り入れている大会も多く見れるようになりました。
逆に、ルール内だからと言って、70球ギリギリまでエースを投げさせる試合も多く見てきました。
だからこの6イニングは投球数制限問題からして、選手にとっては凄く良い判断だと思います。
あと、心配な事は②のホームベース大きさ問題です。
これは投手からしたら非常に有利になります。学童のホームベース幅が約38cmで一般で約43cmで約5cm拡大されます。
内角、外角で2.5cm拡大され、ボール約半分ストライクゾーンが広くなるわけです。
2.5cmだったらあまり影響でないのでは?と思いますが、腕の長さが短い学童にとっては大きな致命傷です。
これに関しては、打者は非常に不利になってしまいますね。低学年(1~4年生)にとっては厳しい判定になりそうです。
いずれにせよ、まだ鶴見リーグでは確定ではないので何とも言えません。
しかし、良い事もあれば課題になる事もある事は、審判員にとっても悩ましい問題です。