私が次の試合の審判、バックネット裏で待機していた一コマ。
そのチームは、私が以前所属していたチームで、監督は私の後任の方でした。
そのチームは守備でしたが、四球やらエラーで失点を重ねて、結構守備の時間を要しておりました。
そして、さらに追い打ちをかけるように選手がエラー
監督『おい!練習で そんなこと教えてないだろ!』
選手はうつむき、なかりへこんでいる様子。もしかしたら、もう俺のところに打球はくるな といった表情。
しかし、そういった望みとは逆に、現実は起こるのです。やはり打球はその選手へ…
また同じようなミスを繰り返し、エラーが記録されました。
監督『おい!またか!さっき言っただろ!何度も同じことを言わせるな!』
その監督は更に語気を強くして選手に言い放ちます。
周りのコーチもその選手にフォローなく、最悪な雰囲気です。
結局、コールドゲームでそのチームは負けました。負けてベンチを去るチームメイトの顔も皆どんよりです。
大人でもミスはしてしまいます。しかし大人はそのミスを
「どうしたからミスをしたからこうなった。だから次回はそのようなことがないようにこのように行動しよう」
と修正が行え過去の経験から、軌道修正ができます。
しかし、選手は経験もなければ、教えてもらったとしても、おそらく1~2度程度だと推測されます。
1~2回で言われたことを理解しプレーもすぐに出来る選手もいれば、
言われたことはわかるけどプレーとしては出来ない選手もいることは現実。更に言葉自体が理解できない選手。
選手は一人一人違い個性があります。
一人一人のその違いを指導者の方がどれだけ考えているのか…そこってすごく重要な事だと思います。
特に学童野球の場合は1~2回言って
『何度同じことを言わすんだ』
『何回言っても出来ねえな』
っていうのは違うと思います。
言ったことではなく 一番大事なことは
『その教えた意味が選手に伝わったがどうか』
だと思います。指導者が一方的に教えても選手が理解してくれなければ、まったく意味がないので。
また教えてたとしても、選手が頭と身体で理解できたかどうかは別の問題です。
教えたことがしっかりと頭と身体で理解できて、初めて理解できた となります。
更に、選手は翌日(翌週)には完全に忘れているので、これを継続させる必要があります。
先日、このブログで報告させていただきました通り、私が今 肘頭骨折の影響で鶴見区審判員が
出来ておりません。しかし、4月末から散歩や腕のリハビリ兼ねて所属チーム(池谷戸タートルズ)
の練習には参加させて頂いております。
そのあたりも含めて、選手には接して指導していきたいと思ってます。