部屋や物置きの整理をしていると昔の作品が出てきます。
それは写真だったり現物だったり色々なのですが、埃と一緒に懐かしく古い思い出のようなシロモノなのです。
ウン10年前のものなので、旧作もいいところなのですが…。
一部インスタにも上げましたが、ブログの方が恥ずかしくない… いや、あんまり変わらないか。
はい、これはガラスの作品です。
上下別々に作りました。
上部はガラスの板をガラスカッターで丸く切ってから板状の色ガラスを並べて丸いお皿のようなものを焼成します。
そのあと、ドーナツ状の型の上にそれをのせてまた焼成します。
宙に浮いた部分は焼成する時に溶けて落ち込みます。
そうすると帽子を逆さまにしたような形になるのです。
板ガラスを切って貼り付けて焼成する技法をフュージングと呼びます。
出来上がった逆さまの帽子は安定しないので台座を作りました。
それが下部のガラスです。
こちらはパートドヴェールという技法です。
見た目と違ってこれまたすご〜く手間がかかっているのです。
まずは粘土で形をつくります。
あ〜でもないこ〜でもないと言っていたらこんな形に。(^^;
ガラスについては初心者でしたので計画性なく進めてしまいました。
それを石膏で型を取ります。
石膏取りは正直苦手です。
最初はお好み焼きのタネみたいにトロトロなのに、急激に硬くなります。慌てます。
完全に固まったら中の粘土を取り出します。
そこにガラスの粉を詰めます。
ガラスの粉の大きさで出来上がりの質感は変わってきます。
粒が大きいと透明度が高く、粉のように細かいと不透明に。
ガラスを詰めた石膏をまた焼成します。
中のガラスが溶けて完全に冷めたら石膏を外して出来上がり。
パートドヴェールの台座にフュージングの ガラスが載っている訳です。
焼成すると今まで書いてきましたが、全て電気窯に入れて焼いています。
窯で焼成して制作するのをキルンワークといいます。
吹きガラスはとても暑い工房で熱しながら制作しますが、この技法は電気窯に入れるまでは熱を使いませんので、冬場などだと工房はむしろ寒いくらいです。
焼成は窯の蓋を閉めるので、焼成中も窯以外は熱くないのです。
ちなみにこの画像は当時のバイト仲間が撮ってくれました。
ちょうど写真を習っていて、うまく撮れるかわからないけど、と作品を森林公園まで持って行き撮影しました。
懐かしいです。
似たような作品でこんなのもあります。
あと、ちょっと焼成でフュージングの皿を落とし込みすぎて地面に垂れてしまったものも。
まるで帽子。ハットですね。
少し大きめの作品なのですぐさま頭に被せました(笑)
焼成温度がきっと高かったのでしょうけど、色ガラスをのせた部分が少しグラデーションになって これはこれでよかったかな、とも思います。
制作期間は数週間…
なんだかんだ数ヶ月かかってたかも。
よく覚えていません。
出来上がりを想像しても思うようにいかないのがキルンワークです。
何に使うの?…と言われたら困りますが。
習作なので・・・
それは写真だったり現物だったり色々なのですが、埃と一緒に懐かしく古い思い出のようなシロモノなのです。
ウン10年前のものなので、旧作もいいところなのですが…。
一部インスタにも上げましたが、ブログの方が恥ずかしくない… いや、あんまり変わらないか。
はい、これはガラスの作品です。
上下別々に作りました。
上部はガラスの板をガラスカッターで丸く切ってから板状の色ガラスを並べて丸いお皿のようなものを焼成します。
そのあと、ドーナツ状の型の上にそれをのせてまた焼成します。
宙に浮いた部分は焼成する時に溶けて落ち込みます。
そうすると帽子を逆さまにしたような形になるのです。
板ガラスを切って貼り付けて焼成する技法をフュージングと呼びます。
出来上がった逆さまの帽子は安定しないので台座を作りました。
それが下部のガラスです。
こちらはパートドヴェールという技法です。
見た目と違ってこれまたすご〜く手間がかかっているのです。
まずは粘土で形をつくります。
あ〜でもないこ〜でもないと言っていたらこんな形に。(^^;
ガラスについては初心者でしたので計画性なく進めてしまいました。
それを石膏で型を取ります。
石膏取りは正直苦手です。
最初はお好み焼きのタネみたいにトロトロなのに、急激に硬くなります。慌てます。
完全に固まったら中の粘土を取り出します。
そこにガラスの粉を詰めます。
ガラスの粉の大きさで出来上がりの質感は変わってきます。
粒が大きいと透明度が高く、粉のように細かいと不透明に。
ガラスを詰めた石膏をまた焼成します。
中のガラスが溶けて完全に冷めたら石膏を外して出来上がり。
パートドヴェールの台座にフュージングの ガラスが載っている訳です。
焼成すると今まで書いてきましたが、全て電気窯に入れて焼いています。
窯で焼成して制作するのをキルンワークといいます。
吹きガラスはとても暑い工房で熱しながら制作しますが、この技法は電気窯に入れるまでは熱を使いませんので、冬場などだと工房はむしろ寒いくらいです。
焼成は窯の蓋を閉めるので、焼成中も窯以外は熱くないのです。
ちなみにこの画像は当時のバイト仲間が撮ってくれました。
ちょうど写真を習っていて、うまく撮れるかわからないけど、と作品を森林公園まで持って行き撮影しました。
懐かしいです。
似たような作品でこんなのもあります。
あと、ちょっと焼成でフュージングの皿を落とし込みすぎて地面に垂れてしまったものも。
まるで帽子。ハットですね。
少し大きめの作品なのですぐさま頭に被せました(笑)
焼成温度がきっと高かったのでしょうけど、色ガラスをのせた部分が少しグラデーションになって これはこれでよかったかな、とも思います。
制作期間は数週間…
なんだかんだ数ヶ月かかってたかも。
よく覚えていません。
出来上がりを想像しても思うようにいかないのがキルンワークです。
何に使うの?…と言われたら困りますが。
習作なので・・・