一昨日借りて読んだ本。
「もっとウソを! 男と女と科学の悦楽」という本。
名前から想像し、たぶん恋愛テクニックみたいな事かと思って読んでみた。
最初はちょっと強烈でこんな本をと思うかもしれない。
読んだ後の一番のクレームはタイトルと内容がマッチしてない。
題名はサクラ的要素。。。。
だけど、面白かった。
最初の部分は不妊治療に悩む奥さんにお勧めかも。。。と思った。
いつもべったりしていると奥さんに反応する精子製造工場は
フルで活動しないというようなかんじかな。。。
話はそんな突拍子もない話題から始まるけど、
科学とはなんぞやという感じ。。。。著者も読者にそう考えて欲しいらしい。
読みながらいろいろな考えが浮かんでくる。
その一つ、本に宗教の話がチラッと出た。
私の『神』の考えは、
神は太陽と同じ。
神は誰の為にも何もしない。 だけど、いなければ生きていけない。
ファンダメンタリストというキリスト教について書かれている時に
ふと思った考え。
世の中には神が全てを創造したと信じる人がいる。
中には神から選ばれたと思い込む人もいる。
もし彼らの言う神がいるとしたら、
神が創造した物はすべて『神のおもちゃ』ではないだろうか。。。。
お互い殺し合い、憎しみあい、そうかと思えば愛し合い、いたわりあう。。。
神が全てを創り出したというならその目的は
常に変化する人間社会を見ながら実は楽しんでいるに違いない。。。
そうでなければ神を崇拝する者同士がいまだ殺しあっているのは変だ。
生き物は皆他の生き物を捕食して生きてきた。
だから殺すという事が罪だとすれば、植物を食べる事も罪なはず。
生きていないものを食べるなら、石や砂を食べてミネラルで生きていかなければいけないでしょ。
私の神=太陽が一番良い宗教。
そう結論を出したのだけど。。。
もう一つ、何故読みながらそう思ったのか、
文章に考える事を進めていたからかもしれないけど
水の疑問。
頭ではH2Oと水素が2つに酸素が1つという事は理解しても、
何故、気体どうしで液体になるのか?という不思議。
酸素にくっつく水素がある一定の角度でくっつくらしい。
だからと言って液体のような格好になるのかいまいち理解不能。。。
水素酸素以外にもまだ知らない何かがくっついているのではないか?。。。と思ってしまう。
水の状態が当たり前、でも水素と酸素だけと知ると、不思議に思う。。。
そういう疑問は意外と沢山あるよね。
宇宙から水素は沢山降ってくるようだけど、酸素は植物からでしか沢山供給されない。
酸素もO2は害ではないけど、O3になると害になる。
だから知る、考えるという事は本当に大切だよね。
それから技術が発達するのだろうけど、
知る考えるをしなければ、何が大切かを見極める事もできないし。
恋愛から全く関係ない展開になった読書だったけど、
なかなか面白い本でした。