今、私の女性のクライエントはほぼ月経に関して困難があると言っていいと思います。
元々うつ病ほかの精神疾患や精神障害があって、月経困難を伴っていることもあるし、
月経周期によって黄体期から生理中に非常につらい症状に悩み「死にたい」「死んだ方がマシ」という悲痛な叫び(希死念慮)が綴られることもあります。
私のところでは、心理療法で毎日、記録をつけますので、月経の周期によって要注意の時期の過ごし方の対策を練ることができます。
以前、女性だけの研修で「生理休暇」を取ることについて話題になり、たまたまその研修では、全員が取りたいのに取らずに出勤していると仰っていました。
妻が生理前に機嫌が悪かった、そんな経験をされた方もいらっしゃると思います。
男性の友人たちとは「妻の機嫌が悪いのがつらい」「月のもの(月経)のせいじゃない?」という話が、集まった場で話されることもありました。
しかし、男性が思っているより、笑えない実態があると思います。
私の人生では、30代までは年に1度ぐらいは強烈な頭痛に悩むことはありましたが、月経に絡んで大きな問題はなかったと振り返ります。
しかし、クライエントの話を聞くに、症状は思っているより多様なのかもしれないと思うようになり、本を読んでみました。
学術的な内容は多くはなく、当事者目線での辛さや切り抜け方がたくさん出ています。
ご家族やパートナーに重い月経に関して困難があって学校や会社に行けない、という方があれば、そのつらさを理解する上でおすすめできるかも。
本当に症状が厳しい方は、婦人科でピルの処方やさまざまな月経の症状を軽くするような私が知らなかったような治療を受けていたりします。
つらさの原因を特定することはできませんが、ストレス時の症状が極めて深刻な状態になることに鑑みて
ストレスを生む思考や不快な感情に対処することは症状を軽減させることにつながると考えられます。
婦人科に通院していても、心理療法にたどり着く女性はひと握りです。
もっといてもいいかも、と思います。
しかし、まずは一人で悩まず、婦人科にご相談を。
この問題をタブー視せずに、一人で抱え込ませない社会になりますように。
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