Breathe & Stretch 〜マインドフルネストレーナーのメモ帳〜

縁あって辿りついたマインドフルネストレーナーの仕事。悩みは色々あれど、喜びや楽しみが増えていきますように。

これ1冊で、ある程度、いや、痛いほどわかる「本気の転職」について

2015-10-18 15:54:39 | しごと・キャリアのこと
そろそろ仕事のことについても書いてみたいと思います。
4月からキャリアコンサルタントとしてもお仕事をさせていただいています。

先日、同じキャリアコンサルタントの方からのご推薦で読ませていただきました。



ちょうど著者の森本千賀子さんがNHK「プロフェッショナル仕事の流儀」に出ていた回を見ていたので
とても親近感を持って読ませていただきました。

本気の転職パーフェクトガイド―トップコンサルタントが教える
クリエーター情報なし
新星出版社


私もキャリアコンサルタントとしてお仕事をさせていただいている中で、
自分で抜け落ちていることを思い出させていただいたりして、私にとってはいい本だなと思いました。

と、同時に読みながら

私自身が30代の人生の修羅場で「本気の転職」を経験しているのですが、
その時にお世話になったキャリアコンサルタントの方がして下さったことが10年近くたった今でも思い出され
本当にありがたかったなと思っています。

加えて、自分自身が入社したもののかなり苦労した経験が思い出され、書いてあることは「そう、そう」と
共感、納得がいくことばかりでした。

もう今となっては、転職する機会はないのですが、そうだよな〜と思ったことを1つ書きます。

それは、「面接に前職での会社の不満を言わないこと」という内容。

良識のある方にとっては「そんなの当たり前でしょ」ということでしょう。
でも、1回スイッチ入ってしゃべり出したら止らないという方もいらしゃるような気もします。

で、そのホントに理解しておく必要があるのは、
「不満を言えば言うほど、この人本人に問題があるんじゃないか」って評価される可能性があること。
そして、面接官に「変われない人」と予感させてしまうこと。

これは採用面接に限らず、私自身が「不満の多い人」に対して感じることでもありとても共感しました。

傾聴力が必要な仕事についていながら
あえて、毒を吐かせていただくなら「いつまでも他者に対して同じ不満を言っている人ほど変われない人」。

実は、このことは、私自身が自戒もしていることなんです。
だって他人や組織を変えて行くために私は今、一体どんな工夫をしてますか?って話です。
いや、散々頑張ってみて疲れ果てましたという言い分したくなることはあります。
でも、私の場合は、不満ばっかり言っている時にやっていることって、口だけぱくぱく動いているか、ホントに
惰性の行動に甘んじているだけなんですもん。

いろいろやってみたけど、状況を変えられなかった時のことを振り返ってみても
自分のとっていた行動は、自分にとっても相手にとっても効果的じゃないっぽい。

あの人だけを変えることはできない。

それを理解していないと、ずっと不満は続きます。

で、自分を振り返ってもそうなんですが、やっぱり聴いてもらえると安心できます。
いい感じで同調してくれたり、一緒になって不満を言ってくれると1人じゃないんだって安心もできます。

その一方で、

自分のことを寸分狂わず相手にわかってもらえるなんてことはないだろう、
完全に理解してもらおうと思ってもも完全などないだろう、

私は、話を聴いてもらって、理解してもらったつもりになって、
また、不満が自動生成されるお決まりのパターンに戻って行くんだろうか?

なーんて、思うんです。

健康な肉体とまだ自分の意志で行動を司ることができるコンディションの私は
どこまで聴いてもらえば、自分の感情の責任は自分で負って行くと決めるんだろうか?

傾聴してもらう極意は、ただ不快な感情を癒すだけではなく、
話しながら、自分の問題に気づいて行き、自分で変わっていくことにあると思います。

自分側の問題に目を伏せたまま、転職しても次の会社でまた同じ問題を乗り越えられるとは限りません。

実は、私自身がこのことも経験しています。
辞めた会社で嫌だったタイプの上司に次の会社でも出会い、心が折れそうになりました。
この失敗以来、自分の乗り越えるべき課題を理解することができました。

もしかしたら、
そのまま今の会社にいたまま何らかのブレイクスルーをし、その方が幸せになる人もいるかもしれません。
だから在職時に自分のWIllとCanに徹底して向き合うことだと思います。

私の転職活動は決して成功したとは言えませんが、
たどるべきプロセスをたどらせてくれたキャリアコンサルタントの方に出会えて幸運でした。

正直、職務経歴書を書く中で、あまりにもハードなパンチ(アドバイスです)に涙したこともありました。

それでも、しっかり向き合ったことで、自分にも他者にも偽りなく自分を見てもらうことができる
きっかけになったと思います(隠したい自分、見たくない自分もまだまだいます)。

あの時本当に真剣に関わってくださり、本気で自分のキャリアに向き合う時間があったことに感謝しております。
転職しようかどうか迷われている方には、採用側の視点もわかるので一読の価値のある書籍だと感じました。
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