第4話 「オーバー ザ レインボー」
お店に現れたヒジンは、ジノンを訪ねてきたようなのだが、彼は留守。
コーヒーを所望したヒジンに、サムスンはスタッフ用のコーヒーをサーブする。
試作ケーキのおまけ付き。
栗みつを使ったケーキは、甘くてほろ苦い大人の味。
翌日、済州島から帰ったジノンに、彼女のことを報告するサムスン。
ヒジンという名前にピンときたサムスンは、ジノンに聞いてみる。
「もしかしてオーバー ザ レインボーの人?」
ジノンは激昂し、事務所のパネルをたたき割ってしまう。
ところが翌日は、大きな花束を抱えてスタッフの前でサムスンにプレゼント。
これも店にいる母のスパイをだますためのパフォーマンスだ。
その母親も、実はサムスンのことは芝居だろうと見当をつけている。
嘘でもなんでも、ヒジンのことを忘れてくれるなら、と黙っているのだ。
偶然から、チェリの結婚相手がサムスンの元カレだと知ったジノンは、
さすがに申し訳なかったと言うが、仕方がない。
サムスンも割り切って、婚約式のケーキは最高の物を作るつもりだ。
ジノンはヒジンの受け売りで、男女の恋はホルモンが続く2年間が賞味期限だと言う。
「彼を恨まないことですね。自然の摂理なんだから」
サムスンは、ホルモン説には納得できない。
そんなものに関係なく、本気で相手と向き合ってきたつもりだから。
ふざけてジノンに迫られた夜、サムスンはなかなか寝付けなかった。
朝早く起きてレストランに行き、新作のチョコを試作してみる。
彼女にとって、早朝のケーキ作りは自分の癒やし。
あれ?なんで癒やしが必要なの?わたし。
その日、レストランでは一騒動が持ち上がった。
以前妻とともに店に来た男性が、愛人を連れて再び来店。
そこへ正妻が乗り込んできたのだ。
妻に手をあげようとした男性はジノンに止められて、
捨て台詞を残して店を出て行った。
興奮する妻を落ち着かせようと、サムスンはワインとチョコをサービスした。
「失恋したお客様にワインとチョコのサービスを。
新しいイベントなんですよ。社長のピアノもついてます」
店の大騒ぎをうまく収集しようとしたサムスンだが、
客は禁断の「オーバー ザ レインボー」をリクエスト。
顔色が変わるジノンは、それでも決心してピアノを弾き出した。
こころなしか目を潤ませてジノンを見つめるサムスンだったが、そこへヒジンが登場。
ふたりの間に走る緊張感……。
ジノンとヒジンは、喫茶店で3年ぶりの再会を果たしていた。
明るく笑うヒジンに、冷たいジノン。
彼は、ヒジンを許せない。
交通事故の後、5回の手術にリハビリ。レストランのオープン。
痛みと忙しさに、心の痛みをまぎらわせた。
自分を置いて海外へ行ってしまったヒジンを、許せない。
3年間、電話の1本もなかった。
ヒジンも、自分が悪いとわかっている。
でもあのときは、ああするしかなかった。
ふたりの絆は強いものだと信じていた。ジノンが待っていてくれると。
ヒジンはジノンに会いたくてもどってきたが、彼は彼女の手を拒んだ。
なんとなくモヤモヤして、クロワッサンの生地を仕込んでから、
家に帰ろうとしていたサムスンは、
店のカウンターでひとり酒を飲むジノンを見つける。
強い酒を水のようにあおるジノンの隣に座ったサムスンは、
ミジュといっしょに月に1回お菓子作りをしようと提案。
遊戯療法を受けているみたいだけど、お菓子作りはそれとよく似ていると思うし、
彼女は本当にかわいいから。
「いいですね」
ジノンの様子を見ながら、サムスンはついでのように聞いてみる。
「彼女、ステキですよね。美人で、雰囲気もあって……。
どうして別れたんですか?」
さすがにその質問には答えてくれなかったけれど、彼女の本名は教えてくれた。
ユ・ヒジン。
そしてジノンはそのまま意識を失って、倒れてしまう。
「ちょ、ちょっと!しっかりしてよ!」
(つづく)
ぎゃ~、ジノンのキレ方ひどい!
あんなのアリですか?!
「オーバー ザ レインボウ の人ですか?」って聞いたサムスンに、
「契約条項言ってみろ!」とひどく怒鳴るジノン。
その剣幕に恐れをなして、一度は引き下がるサムスンですが、
さすがに腹に据えかねてジノンをなじりに行く。
ことあるごとに5000万5000万って、そんな名前の犬でも飼ってんのか!
「たった5000万でなによ、その態度は!」
するとジノンは、何も言わずにいきなりサムスンの後ろにかかっている絵に
ストレートパンチをぶち込んじゃうんですよ。
ガラスがガッシャーンと割れて、粉々。
サムスンも「ヒッ」て。
あれはないですよね~。
サムスンの元カレも悪い奴だったけど、こんな暴力的なのは絶対にイヤッ!
いくらなんでもひどすぎるわ!(怒)
女を殴ろうとしましたよ、この人!
悪いとは思ったのか、翌日は大きな花束を抱えて現れるジノン。
芝居にかこつけて、一応サムスンに謝ったつもりなんだろうな、とは思いますが……。
平気そうにみえるけど、サムスンすごく怖かったし、傷ついたと思うよ。
結局自分の怒りの感情を消化しきれていないから、氷の王子なのね、この人。
3年前に彼女が去ったときのまま、自分の感情に蓋をしちゃってる。
だから、クールで、他人の感情に興味がなくて、な人になっちゃってるんでしょう。
唯一心を開けるのは、無垢な少女のミジュだけ……。
どうなっちゃうんでしょうねー。
ラブコメだし、最後はサムスンとジノンが結ばれちゃうんでしょーと
思いながら見ていたのですが、
なんか、そーじゃなくてもいいような気がしてきた。
だってヒジンもかわいいんだもん。
性格も悪くなさそうだし、なぜ海外に行ったかは不明としても、
まだジノンのこと好きなんでしょ。
3年も電話もせずに放置プレイのくせに「もう怒ってないよね?」と思える
強心臓の持ち主ですしね……。
ジノンもすごく彼女のこと好きみたいだしさ。
サムスンが結果的にふたりの仲を取り持つような展開になってもいいような気がしてきた。
すでに第4話でジノンにドキドキしているサムスンには申し訳ないですが。
ジノンの足を休めるために入ったDVD鑑賞室って、簡易連れ込み宿みたいなものでしょ?
ホテルみたいに本格的じゃないけど、電動ソファとかあって、
そういう目的に使おうと思えば使えるよ、という。
昔は(今もあるのかな?)男性専用の個室で、
エッチなビデオ鑑賞室みたいな店がありましたね、新宿とか歌舞伎町とかに。
サムスンもはじめて入ったと言っていて、裏利用法は知らなかったようですが、
なんだか淫靡な雰囲気。
周りからそんな声が聞こえてくるしね。
で、相変わらずこんなとこでもふたりはケーキを食べていて、
ジノンの口についたクリームを、サムスンが指でぬぐってやるんです。
すると彼がギュギュ~っとサムスンにキスをするかのように迫ってくるわけよ。
サムスンは思わずぎゅっと目をつぶっちゃいます。
もう口も真一文字に閉じきってます。ヤなのか?
ところがそれはジノンのからかいだったんですねー。
しかし、キスしかけておいて寸止めで「期待してたの?ばっかじゃねえの?」と
やられたら、プライド傷つきまくりでしょう。
ただそこで、若い女の子みたいにキーッとならないのが
年増女の余裕というか哀しさというか……。
ドキドキしちゃった心臓に、「ご無沙汰だからねー」なんて言うところが、
悲しくもあり、おもしろくもあり、って感じですね。
おっさんの背中に哀愁が漂う時期ってありますけれど、
おばはんの背中にもしっかり哀愁が漂っちゃうんですよ。
ダイエットしても背中の肉が落ちなくなった頃が潮時ですかね。
よこっぱらのお肉とか、脇肉とか、背あぶらとか、膝うえ肉とか、
胸とか尻とか腹みたいな正規ルート以外の肉が流通しだしたら
立派なおばさんです。
30才働き盛りのサムスンは、まだまだ若いはずなんだけどねぇ。
仕事をしている彼女は魅力的よ。さすがにプロ。
ジノンが27才で年下ですからね。
「ガキでしょ!」とお姉様ぶってみたい年でもあるし、
でもまだときめいちゃう乙女心も残っているしで、サムスン30才微妙なお年頃です。
ヒジンは現役合格の医学生だとして、1年残して海外で3年ということは25才頃かな?
この頃の5才差は大きな違いかもね。
東ちずる似のホール主任は、サムスンの本名をつきとめたっぽいね。
ナマズ母のスパイって誰でしょうね?
ぜんぜん見当もつかん。
てか、つかんでも別に支障なしだな。
チェリが婚約相手のこと、「アジョッシ」と呼ぶのが気になるね。
「オッパ」じゃないんか?それくらい年上なのか?
毎回、シリアスものっぽくモノローグだの
サムスンのちょっといい話だの入るのですが、
そのたびにオチがつくというか、ずっこけさせるのは定番なのでしょうか?
照れ隠しみたいで、かわいい脚本ですね。
「ある日体は心にたずねた。僕は病気になったら医者に行く。
君は誰に治してもらうの?
すると心が答えた。自分で治すしかないわ。
そのせいか、人にはそれぞれに心を癒やす手段がちゃんとある。
お酒を飲んだり、歌を歌ったり、怒ったり、泣いたり、笑ったり。
友達に悩みを話したり、旅をしたり、マラソンしたり。
最悪なのは心の痛みを無視することだ。
私の癒やしはこんな夜明けにお菓子をつくることだ。
父が突然逝ったときも、恋が終わりを告げたときも、職を失ったときも
夜明けに家を出てケーキを焼き、香ばしい香りに癒やされた。
こんな甘い癒やしが他にあるだろうか……」
マラソンのあたりが笑いどころですか?パロディかな?映画があったね。
ジノンのこと、好きになっているのに気付かないんですね~、自分では。
その直後、ジノンが現れて、サムスンはびっくり。
「腹から子が出るかと思った」
さっきまで深イイ話みたいなこと言ってた人がこれだもの。
「代理母ですか?」とジノンが言ったのは、
以前、5000万は臓器を売ってでも代理母してでも返す!というサムスンの
啖呵を覚えていたからですね。意外と物覚えいいわね。
あの時は、他人にいいようにされるくらいなら、
何をしてでも借金を返して自分の尊厳を守る!というサムスンの決意に惚れました。
ジノンもそうだったと思うんだけどね。
サムスンの新作チョコは甘さ控えめ、ビターなお味がジノンのお気に召した模様。
「ウェルビーンシデジャナヨ スゴ」だって。
韓国では、健康と美容、というのが昨今の国民の関心事で、
ウェルビーンというのは英語で「よりよく生きる」みたいな意味ですね。
「ウェルビーン時代じゃないですか」と、
経営者として世相をよくとらえていると言えましょう。
「スゴ」はお疲れ様!という意味ですね。
この「スゴ」の言い方がまたクールかつキュートなのだ!
物にあたる暴力的な側面はいやですけど、こういうとこ好きです。
ああ、なんだかんだ言いつつジノンを好きになっちゃうな~。
お店に現れたヒジンは、ジノンを訪ねてきたようなのだが、彼は留守。
コーヒーを所望したヒジンに、サムスンはスタッフ用のコーヒーをサーブする。
試作ケーキのおまけ付き。
栗みつを使ったケーキは、甘くてほろ苦い大人の味。
翌日、済州島から帰ったジノンに、彼女のことを報告するサムスン。
ヒジンという名前にピンときたサムスンは、ジノンに聞いてみる。
「もしかしてオーバー ザ レインボーの人?」
ジノンは激昂し、事務所のパネルをたたき割ってしまう。
ところが翌日は、大きな花束を抱えてスタッフの前でサムスンにプレゼント。
これも店にいる母のスパイをだますためのパフォーマンスだ。
その母親も、実はサムスンのことは芝居だろうと見当をつけている。
嘘でもなんでも、ヒジンのことを忘れてくれるなら、と黙っているのだ。
偶然から、チェリの結婚相手がサムスンの元カレだと知ったジノンは、
さすがに申し訳なかったと言うが、仕方がない。
サムスンも割り切って、婚約式のケーキは最高の物を作るつもりだ。
ジノンはヒジンの受け売りで、男女の恋はホルモンが続く2年間が賞味期限だと言う。
「彼を恨まないことですね。自然の摂理なんだから」
サムスンは、ホルモン説には納得できない。
そんなものに関係なく、本気で相手と向き合ってきたつもりだから。
ふざけてジノンに迫られた夜、サムスンはなかなか寝付けなかった。
朝早く起きてレストランに行き、新作のチョコを試作してみる。
彼女にとって、早朝のケーキ作りは自分の癒やし。
あれ?なんで癒やしが必要なの?わたし。
その日、レストランでは一騒動が持ち上がった。
以前妻とともに店に来た男性が、愛人を連れて再び来店。
そこへ正妻が乗り込んできたのだ。
妻に手をあげようとした男性はジノンに止められて、
捨て台詞を残して店を出て行った。
興奮する妻を落ち着かせようと、サムスンはワインとチョコをサービスした。
「失恋したお客様にワインとチョコのサービスを。
新しいイベントなんですよ。社長のピアノもついてます」
店の大騒ぎをうまく収集しようとしたサムスンだが、
客は禁断の「オーバー ザ レインボー」をリクエスト。
顔色が変わるジノンは、それでも決心してピアノを弾き出した。
こころなしか目を潤ませてジノンを見つめるサムスンだったが、そこへヒジンが登場。
ふたりの間に走る緊張感……。
ジノンとヒジンは、喫茶店で3年ぶりの再会を果たしていた。
明るく笑うヒジンに、冷たいジノン。
彼は、ヒジンを許せない。
交通事故の後、5回の手術にリハビリ。レストランのオープン。
痛みと忙しさに、心の痛みをまぎらわせた。
自分を置いて海外へ行ってしまったヒジンを、許せない。
3年間、電話の1本もなかった。
ヒジンも、自分が悪いとわかっている。
でもあのときは、ああするしかなかった。
ふたりの絆は強いものだと信じていた。ジノンが待っていてくれると。
ヒジンはジノンに会いたくてもどってきたが、彼は彼女の手を拒んだ。
なんとなくモヤモヤして、クロワッサンの生地を仕込んでから、
家に帰ろうとしていたサムスンは、
店のカウンターでひとり酒を飲むジノンを見つける。
強い酒を水のようにあおるジノンの隣に座ったサムスンは、
ミジュといっしょに月に1回お菓子作りをしようと提案。
遊戯療法を受けているみたいだけど、お菓子作りはそれとよく似ていると思うし、
彼女は本当にかわいいから。
「いいですね」
ジノンの様子を見ながら、サムスンはついでのように聞いてみる。
「彼女、ステキですよね。美人で、雰囲気もあって……。
どうして別れたんですか?」
さすがにその質問には答えてくれなかったけれど、彼女の本名は教えてくれた。
ユ・ヒジン。
そしてジノンはそのまま意識を失って、倒れてしまう。
「ちょ、ちょっと!しっかりしてよ!」
(つづく)
ぎゃ~、ジノンのキレ方ひどい!
あんなのアリですか?!
「オーバー ザ レインボウ の人ですか?」って聞いたサムスンに、
「契約条項言ってみろ!」とひどく怒鳴るジノン。
その剣幕に恐れをなして、一度は引き下がるサムスンですが、
さすがに腹に据えかねてジノンをなじりに行く。
ことあるごとに5000万5000万って、そんな名前の犬でも飼ってんのか!
「たった5000万でなによ、その態度は!」
するとジノンは、何も言わずにいきなりサムスンの後ろにかかっている絵に
ストレートパンチをぶち込んじゃうんですよ。
ガラスがガッシャーンと割れて、粉々。
サムスンも「ヒッ」て。
あれはないですよね~。
サムスンの元カレも悪い奴だったけど、こんな暴力的なのは絶対にイヤッ!
いくらなんでもひどすぎるわ!(怒)
女を殴ろうとしましたよ、この人!
悪いとは思ったのか、翌日は大きな花束を抱えて現れるジノン。
芝居にかこつけて、一応サムスンに謝ったつもりなんだろうな、とは思いますが……。
平気そうにみえるけど、サムスンすごく怖かったし、傷ついたと思うよ。
結局自分の怒りの感情を消化しきれていないから、氷の王子なのね、この人。
3年前に彼女が去ったときのまま、自分の感情に蓋をしちゃってる。
だから、クールで、他人の感情に興味がなくて、な人になっちゃってるんでしょう。
唯一心を開けるのは、無垢な少女のミジュだけ……。
どうなっちゃうんでしょうねー。
ラブコメだし、最後はサムスンとジノンが結ばれちゃうんでしょーと
思いながら見ていたのですが、
なんか、そーじゃなくてもいいような気がしてきた。
だってヒジンもかわいいんだもん。
性格も悪くなさそうだし、なぜ海外に行ったかは不明としても、
まだジノンのこと好きなんでしょ。
3年も電話もせずに放置プレイのくせに「もう怒ってないよね?」と思える
強心臓の持ち主ですしね……。
ジノンもすごく彼女のこと好きみたいだしさ。
サムスンが結果的にふたりの仲を取り持つような展開になってもいいような気がしてきた。
すでに第4話でジノンにドキドキしているサムスンには申し訳ないですが。
ジノンの足を休めるために入ったDVD鑑賞室って、簡易連れ込み宿みたいなものでしょ?
ホテルみたいに本格的じゃないけど、電動ソファとかあって、
そういう目的に使おうと思えば使えるよ、という。
昔は(今もあるのかな?)男性専用の個室で、
エッチなビデオ鑑賞室みたいな店がありましたね、新宿とか歌舞伎町とかに。
サムスンもはじめて入ったと言っていて、裏利用法は知らなかったようですが、
なんだか淫靡な雰囲気。
周りからそんな声が聞こえてくるしね。
で、相変わらずこんなとこでもふたりはケーキを食べていて、
ジノンの口についたクリームを、サムスンが指でぬぐってやるんです。
すると彼がギュギュ~っとサムスンにキスをするかのように迫ってくるわけよ。
サムスンは思わずぎゅっと目をつぶっちゃいます。
もう口も真一文字に閉じきってます。ヤなのか?
ところがそれはジノンのからかいだったんですねー。
しかし、キスしかけておいて寸止めで「期待してたの?ばっかじゃねえの?」と
やられたら、プライド傷つきまくりでしょう。
ただそこで、若い女の子みたいにキーッとならないのが
年増女の余裕というか哀しさというか……。
ドキドキしちゃった心臓に、「ご無沙汰だからねー」なんて言うところが、
悲しくもあり、おもしろくもあり、って感じですね。
おっさんの背中に哀愁が漂う時期ってありますけれど、
おばはんの背中にもしっかり哀愁が漂っちゃうんですよ。
ダイエットしても背中の肉が落ちなくなった頃が潮時ですかね。
よこっぱらのお肉とか、脇肉とか、背あぶらとか、膝うえ肉とか、
胸とか尻とか腹みたいな正規ルート以外の肉が流通しだしたら
立派なおばさんです。
30才働き盛りのサムスンは、まだまだ若いはずなんだけどねぇ。
仕事をしている彼女は魅力的よ。さすがにプロ。
ジノンが27才で年下ですからね。
「ガキでしょ!」とお姉様ぶってみたい年でもあるし、
でもまだときめいちゃう乙女心も残っているしで、サムスン30才微妙なお年頃です。
ヒジンは現役合格の医学生だとして、1年残して海外で3年ということは25才頃かな?
この頃の5才差は大きな違いかもね。
東ちずる似のホール主任は、サムスンの本名をつきとめたっぽいね。
ナマズ母のスパイって誰でしょうね?
ぜんぜん見当もつかん。
てか、つかんでも別に支障なしだな。
チェリが婚約相手のこと、「アジョッシ」と呼ぶのが気になるね。
「オッパ」じゃないんか?それくらい年上なのか?
毎回、シリアスものっぽくモノローグだの
サムスンのちょっといい話だの入るのですが、
そのたびにオチがつくというか、ずっこけさせるのは定番なのでしょうか?
照れ隠しみたいで、かわいい脚本ですね。
「ある日体は心にたずねた。僕は病気になったら医者に行く。
君は誰に治してもらうの?
すると心が答えた。自分で治すしかないわ。
そのせいか、人にはそれぞれに心を癒やす手段がちゃんとある。
お酒を飲んだり、歌を歌ったり、怒ったり、泣いたり、笑ったり。
友達に悩みを話したり、旅をしたり、マラソンしたり。
最悪なのは心の痛みを無視することだ。
私の癒やしはこんな夜明けにお菓子をつくることだ。
父が突然逝ったときも、恋が終わりを告げたときも、職を失ったときも
夜明けに家を出てケーキを焼き、香ばしい香りに癒やされた。
こんな甘い癒やしが他にあるだろうか……」
マラソンのあたりが笑いどころですか?パロディかな?映画があったね。
ジノンのこと、好きになっているのに気付かないんですね~、自分では。
その直後、ジノンが現れて、サムスンはびっくり。
「腹から子が出るかと思った」
さっきまで深イイ話みたいなこと言ってた人がこれだもの。
「代理母ですか?」とジノンが言ったのは、
以前、5000万は臓器を売ってでも代理母してでも返す!というサムスンの
啖呵を覚えていたからですね。意外と物覚えいいわね。
あの時は、他人にいいようにされるくらいなら、
何をしてでも借金を返して自分の尊厳を守る!というサムスンの決意に惚れました。
ジノンもそうだったと思うんだけどね。
サムスンの新作チョコは甘さ控えめ、ビターなお味がジノンのお気に召した模様。
「ウェルビーンシデジャナヨ スゴ」だって。
韓国では、健康と美容、というのが昨今の国民の関心事で、
ウェルビーンというのは英語で「よりよく生きる」みたいな意味ですね。
「ウェルビーン時代じゃないですか」と、
経営者として世相をよくとらえていると言えましょう。
「スゴ」はお疲れ様!という意味ですね。
この「スゴ」の言い方がまたクールかつキュートなのだ!
物にあたる暴力的な側面はいやですけど、こういうとこ好きです。
ああ、なんだかんだ言いつつジノンを好きになっちゃうな~。
サムスンも、
失恋して傷ついてるのは自分だけじゃないってこと、
わかってほしいな…と思いました。
なんかいろいろ謎なんで、
なぜ2人が別れたのかとか
事故の事とか
ミジュの事とか
まだまだわからないことばかりですが
これからどうなるのか
見守りたいと思います。
わたしも「ヒッ」てなっちゃったけど、
全部観たあとこうして考えてみると、ジノンの傷って深かったのね、ってわかるわ。
恋をしている時、人は結局自分のことしか見えてないのよね。
相手のことを思いやれるようになったら、それは愛かな~。