だいありぃ。

くろねこのつれづれなるにちじょう。

英語なんて嫌いだーーーっ

2015-02-23 18:14:58 | 語学
 今日は語学ネタ。


 「英語のほうが簡単でしょ?」とは、日本人にもドイツ人にも(!)言われるセリフなのですが。

・ドイツ語は覚えちゃえばある程度応用が利くけど、英語は全部を覚えなきゃいけない
・ドイツ語のほうが文構造が分かりやすい

 という2点において、個人的にはドイツ語のほうが相性がいいと思っています。

 発音はどっちもダメダメなのと、英語は世界共通語なので(ドイツ語は、、、帰ったら使わないよなぁ、、、)、ひとが勉強するなら英語をお勧めするけども(笑)。


 何でこんなことを思ったかというとー
 今度北イタリアに行くんですけどね、一部で貸別荘を利用することにしまして、貸別荘のほうから「到着時間を事前に教えてね」というメールが来てたんですよ。
 でも、その日何をするか決めてなくて、時間がはっきり言えなかったので、「3時から7時の間に着きますけど、電車に乗る前に電話で連絡しましょか?」とメールをしたのです。
 そのお返事がこちら。

Dear ○○,

that's perfect for me, you will contact me when you know the arrival time of your train and I will be at the apartment waiting for you.

Kind Regards,
○○


要は、電車の到着時間がわかったら連絡してくだされば結構です、貸別荘でその時間にお待ちしてます、っていうお返事なのですが、最初のthatが文中のどこを指してるのか、はたまた私が前に送ったメールのことを指してるのか、一瞬わかんなくなってですね。英語ってさらにコンマも省略したりするでしょ。文のつながりがわかりにくいのは私だけでしょうか、、、

ドイツ語だと、こうなります。↓
Es ist perfekt für mich, dass Sie mich kontakten, wenn Sie die Ankunftzeit wissen, dann würde ich in die Wohnung auf Ihnen warten.

いわゆるドイツ語の枠構造というやつで、従属節はまずコンマで区切られ、更に従属接続詞(節頭)と主動詞(節後)に囲まれる仕組みになっているので、「この部分は従属節」「この部分は主節」というのが構造的にすごいわかりやすい。なお、コンマおよび従属接続詞は省かれない(たぶん枠が崩れるから)ので、書き言葉で「従属節なのか、主節なのか」が分からなくなるっていうことはほとんどないんですよね。

もちろん、実際いろいろやってると「?????」となる文章にお目にかかることはすごい多いんですけど、久々に英語をやるとその文章のわかりにくさに「うきーっ!」ってなります(笑)

ヨーロッパ語圏の人は子供の時からこういう文の構造になれてるから、外国語であっても省略できるし、されても分かるんだろうか・・・。
日本人で複文得意な人って、、、羨ましいなぁ、、、←英語が苦手な理由の大きなひとつ

日本語の複文は全く違うもんね。
同じ例できっちり書くのであれば、

当方といたしましては、ご到着の時間をお知りになられた時点で当方に連絡していただけましたらそれで結構です。

枠も何もあったもんじゃありませんが、従属節どうしは並列っぽい並び方をして、主節で枠をつくってる感じ。あと日本語の大定番、敬意の方向を示したので主語は省略します!が出てきています。
単語の順番とか置き方の発想が全然違うので、あんま比べようもありません(笑)


話しは半ば飛びますが、語学学校で文法の解説とかしてるときに、「日本ではどうなの?」と言われるのが一番イヤ。相当する意味の言い回しはあるけど、表現が別すぎて日本語の文法解説からしないと話にならないみたいなことが多いんですよね。←そこまで求められてないので、たいていの場合、あ、いいや。と言われて終わる

こんだけ離れた言語なのに相互理解できるってのもすごいよね。っていうか英語話せる日本人はたくさんいるけど、それってほんとすごいよね。
コメント
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