こっちでは、公務員も公共交通事業者もストをする。
「やんなっちゃう!!ストしたって払う税金は一緒、収入があるんだから当の役所は困らない、困るのは市民だけ。何の意味があるの?」
などという愚痴もよく聞く。
・・・一応、意味はあるんだよね。
これだけ移動も転職も簡単になった今日、行政サービスの質が低下するということはかなりダイレクトに住民離れを招く。
極端な話、警察もまともに仕事しない、ごみの収集はひと月に一回、しかも本当に来るかは五分五分、バスも電車もない、学校は小学校のみで、教師は100人の生徒に対して2人だけ、、、
みたいな地域があったとしたら、数年もしないうちにまともな住人は姿を消すと思う。
となると、その地域自治体は壊滅。そもそも税金を納める人もいなくなるため、そこまで行く前の早い段階で財政は破たんするだろう。
ということで、雇用側(ばくっとした言い方だが)としては、そういう事態を防ぐため、ちゃんと被用側を繋ぎ止めておかねばならないわけである。
そこまでいかなくても、行政の手が届かなすぎる(もしくはハイコストローリターンな)エリアには人は集まらないから、ゆっくりと人口は低下気味になる。そのエリア(自治体なり、国なり)の繁栄(≒人口増、せめて横ばい)を考えると、行政サービスはある程度充実させておく必要があるわけです。
・・・ほぼ毎度遅れてお家に帰るのが結果的に2時間とか遅れるDB(ドイツ鉄道)やら、最近短期間に二回も郵便事故ヒヤリハット(※)を起こしてくれたDHL(郵便)がストをする権利はないと思うけどね!!!
※ここ一月で遅配(荷物が持ち込み先の支店から5日くらい動かなかった。忘れてたみたい)やら、不在票なしで「受け取り待ち」になってるやら、が重なった。それなのにまたAmazonでおかいものをするぼく、、、