名前の由来となっている「コミカンソウ(小蜜柑草)」の果実。直径3ミリほどでオレンジ色の蜜柑を並べたように稔る。写真の右側が先端で、そこには雄花も見える。この果実はどんな味がするのか興味深いところだが、毒の有無がわからないので止めておいた。コミカンソウはコミカンソウ科(←トウダイグサ科)コミカンソウ属で、以前は同じ仲間として分類されていたトウダイグサ科のニシキソウなどは茎を折ると白い乳液を出すが、コミカンソウの仲間は乳液を出さない。
富士見台公園の切り株に発生したキノコ。握りこぶし2つほどの大きさで饅頭やパンのような姿をしている。これはタコウキン(多孔菌)科アイカワタケ(間皮茸)属の「ヒラフスベ(平贅)」。“ふすべ(贅)”とはコブとかイボという意味になる。黄色いのは幼菌期のもので数日後には黒くなるらしい。毒は無いようで、見た目からはオーブントースターで焼いてバターでも塗れば美味しそうだが素人判断では危険。