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アケボノソウ・3~開花

 待ちに待った「アケボノソウ(曙草)」の開花。多摩地域では南高尾方面に生育していると聞くが、多摩ニュータウン近辺では到底見られない花だと思っていた。地元の情報で存在を知ったが、その場所は森のような広い公園の奥。その中でアケボノソウのたった1株を探すのは、まるで“干し草の中で縫い針を探すようなもの”だが、何回か通って今年7月にやっとその在り処を確認した。それから時々訪れてはその成長を見守り、1ヶ月前に小さな蕾が見えてからは毎週のように通っていた。台風19号の強い風雨の影響か花弁が落ちている花がいくつかあったが、これから咲きそうな蕾もあり楽しみ。アケボノソウはリンドウ科センブリ属の二年草。多年草のように定位置で見ることができない不安があるが、上手く結実して来年以降もまたここで花を咲かせて欲しい。写真の花は雄蕊の葯が全て落ち、雌蕊の柱頭が2裂して雌性期になっている。
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イヌショウマ・4~花

 小山内裏公園の野草園で見られる「イヌショウマ(犬升麻)」。キンポウゲ科サラシナショウマ属の多年草で、穂状花序の長さは10~15センチ。ひとつの花の幅は8~9ミリで多数の雄蕊が目立つ。以前、小山内裏公園に繋がる尾根緑道の南大沢給水所付近の山道で花を見ていたが、そこはもう何年も前から見られなくなってしまった。また山野に咲く花を見てみたい。
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