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ヒロハフウリンホオズキ・1~花

 堀之内はぐくみの森緑地の日当たりの良い斜面に生育する「ヒロハフウリンホオズキ(広葉風鈴酸漿)」。ナス科ホオズキ属の一年草で熱帯アメリカ原産。昨年、この緑地に生育することを聞きずっと探していた。5角形の花冠の直径は1センチで雄蕊は5本ある。この斜面にはまだ見たことが無いアフリカフウチョウソウが咲くらしいが、腰まである藪に遮られてまだ見つけられない。
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エリマキツチグリ・2~雨後

 “エンペラーウェザー(Emperor weather=天皇晴れ)”という耳慣れない言葉が話題になっている。この言葉は昭和天皇の時に生まれたようで、昭和3年(1928年)の即位礼前日は雨だったが当日は晴れたこと、昭和39年(1964年)の東京オリンピックや昭和47年(1972年)の札幌オリンピックでも前日までの雨や雪が、昭和天皇が出席された当日はカラリと晴れたことなどによる。昭和天皇はそのほか地方巡業や海外でもその“力”は常に発揮されほとんど傘が要らなかったという逸話が残っている。
 今回の即位礼正殿の儀では、関東地方に向かっていた台風20号(ノグリー)が、前日の21日18時に紀伊半島沖で上陸前に消滅し、22日当日も午前中はかなり強い雨が降っていたが、午後1時過ぎ、天皇陛下がお言葉を述べられる頃には雨が上がり陽が差して、場所によっては鮮やかな虹が見えたことなどで、改めて“エンペラーウェザー”の言葉が復活したようだ。皇室の皇祖神は太陽の神、天照大神であり、その不思議なお力があの日もあったのだろう。
 さて私の植物観察の休日にはそんな力が及ぶことは無いが、この日は夜明けまで降っていた雨がたまたま走り始める午前8時頃には上がりいつも通りに家を出ることができた。写真は蓮生寺公園で見つけたびしょ濡れの「エリマキツチグリ(襟巻土栗)」。ヒメツチグリ科ヒメツチグリ属のキノコで外皮の直径は4センチ。中央の球体は1.5センチほどになる。
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