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クロヤツシロラン・1~鑓水地区

 ラン科オニノヤガラ属の「クロヤツシロラン(黒八代蘭)」。先日、同じ菌従属栄養植物のアキザキヤツシロランを記事にした際にその存在を知り、当地にもあるという情報を頼りにあちこちの竹林を探していた。しかし花期の草丈はわずか2センチほどで、枯葉に埋もれると見つけるのは極めて難しい。鑓水の竹林でようやく見つけたのが写真の姿。花が終わり果実になり始めているが、この段階でも背丈はまだ2センチ。指の一関節分くらいしかない。果実が熟す頃には10センチ以上になり中には40センチほどに伸びるものもあるようだ。これはアキザキヤツシロランと同様、受粉を手助けする昆虫が地表付近に生息し、受粉後は背を伸ばして出来るだけ遠くに種子を飛ばすという作戦。真冬に高く伸びた果実の場所をもう一度確認しておいて来年は是非開花の様子を見てみたい。
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アキノノゲシ・3~殿ヶ谷の道

 長沼公園“殿ヶ谷の道”に咲く「アキノノゲシ(秋の野罌粟)」。キク科アキノノゲシ属の越年草で、直径2~2.5センチの花をたくさん付け、草丈は1メートルを超えるほどになる。この界隈では公園や野道で普通に見られるが、この淡い色を見るのが毎年の楽しみ。
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