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散歩道・61~平山城址公園

 多摩ニュータウンが拡がる多摩丘陵の一画に“平山城址公園”がある。南は東京薬科大学に隣接し、西には長沼公園がある。昭和55年に開園し面積は120,013㎡。丘陵の北斜面に東西1キロ南北100~200メートルの細長い公園で、その大部分は雑木林からなる。500本以上のソメイヨシノやヤマザクラが植えられている桜の名所であり、多くの野鳥や昆虫も生息している。この地域に源氏の侍大将“平山季重(ひらやますえしげ)”の屋敷などがあったと考えられ、公園辺りにはその見張所があったとされていて、公園の名前になった。展望広場からは北に八王子市街地が見渡せる。平山季重は武蔵七党・西党の最大勢力で、1156年の保元の乱の際には源義朝に従い、1159年の平治の乱では源義朝の長男の源義平に従ったという。公園には目立った遺構は無く、写真の石垣は公園整備の際に作られたようだ。
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ナガエオオカモメヅル・2~果実

 キョウチクトウ科(←ガガイモ科)オオカモメヅル属の「ナガエオオカモメヅル(長柄大鴎蔓)」。同属のオオカモメヅルよりも花序が長くなることから別種とされている。ここは長沼公園“西の沢”で1ヶ月前に花を確認していたが、再び訪れると若い果実が出来ていた。果実は2つの袋果が水平に付き、1本の長さは6~7センチ。秋に裂開し種髪を付けた種子を散布する。できればその様子を見てみたい。
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コバノカモメヅル・1~片倉城跡公園

 キョウチクトウ科(←ガガイモ科)カモメヅル属の「コバノカモメヅル(小葉の鴎蔓)」。花径は1.2センチで葉身は2.5~3センチ。右側の花はジョウシュウカモメヅルで花径は2センチほどある。別々に撮ると同じ花に見えるが、ここでは混生していたので蔓を伸ばして近づけて撮ってみた。ジョウシュウカモメヅルの小さい個体かも知れない。
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