堀之内東山そらみの森緑地の野原に群生している「メリケンムグラ(米利堅葎)」。アカネ科オオフタバムグラ属の一年草で北アメリカ原産。昭和44年に岡山県で見つかりその後各地に拡がっている。当地では2年前に堀之内地区の道端で見つけたが、その時はわずか1株だけ。去年はその近くで数株見ていたが、今年この野原では数ヶ所で群生しているのを発見した。これだけの群生なら数年前からここに生えていたかも知れない。
平山城址公園の山道に生育する「ウマノミツバ(馬之三葉)」。セリ科ウマノミツバ属の多年草で草丈は40~50センチ。夏に茎頂に小さな散形花序を付け、中央に両性花、周りに雄花を咲かせる。子房にはカギ状の毛が密生しており、果実は“ひっつき虫”になる。ミツバの名が付くがミツバのように食用にならず、せいぜい馬に食べさせるくらいとして名付けられている。
長沼公園”長沼口”付近の沢沿いに生育している「キツネノカミソリ(狐の剃刀)」。ヒガンバナ科ヒガンバナ属の多年草で、細長い葉をカミソリに見立てているが、花の時期には葉は見られない。当地では清水入緑地、長池公園、小山内裏公園などでも見られる。