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コバノカモメヅル・2~小山内裏公園

 小山内裏公園の日当たりの良い斜面に生育する「コバノカモメヅル(小葉の鴎蔓)」。キョウチクトウ科(←ガガイモ科)カモメヅル属のつる性多年草で花径は8~9ミリ。ジョウシュウカモメヅルの半分程度の大きさなので、比べれば違いはすぐにわかる。またジョウシュウカモメヅルの花の裂片が全体のバランスからは細めに見えるが、コバノカモメヅルの裂片はずんぐりしている。以前ここでは白花が見られたが、何度も草刈りに遭い残念ながら消滅してしまった。
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フジカンゾウ・4~平山城址公園

 平山城址公園“くぬぎの道”で見つけた「フジカンゾウ(藤甘草)」。マメ科ヌスビトハギ属の多年草で、当地では蓮生寺公園で細々とした1株だけ確認していたが、ここで大きな株を見つけることができた。草丈は1メートルほどあり、総状花序の長さは10~15センチでひとつの花は7~8ミリ。鮮やかな藤色が美しい。ちなみに“甘草”は漢方薬として使われる同じマメ科のウラルカンゾウなどを指すが、ワスレグサ科のノカンゾウ(野萱草)などの“萱草”とは全くの別物。
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ヒツジグサ

 大塚西公園の池で見られる「ヒツジグサ(未草)」。スイレン科スイレン属の多年草で、全国の湖沼に生育する。本来のヒツジグサは日本特産の白花。花弁は10枚前後でやや幅広だが、写真の花弁は細く20枚前後なので外国産のスイレンとの交雑種だと思われる。ヒツジグサの名前は“未の刻(午後2時頃)”から咲き始めることに由来するが、本種は交雑種のためか朝から咲いている。
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