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ウスゲタマブキ・1~日影林道

 奥高尾“日影林道”に咲いている「ウスゲタマブキ(薄毛珠蕗)」。キク科コウモリソウ属の多年草で草丈は70~80センチ。関東地方以西の山地に生育している。秋に茎の上部に円錐花序を出し多数の白い頭花を咲かせる。頭花は長さ1~1.5センチで黄色い筒状花が並んでいる。葉の表には粗毛が生え裏には薄く“くも毛”が有り葉腋にムカゴが出来るので名付けられている。
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ホルトノキ・5~果実

 ホルトノキ科ホルトノキ属の「ホルトノキ」。夏に直径1センチほどの変わった花を咲かせていたが、果実が濃藍色に熟していた。枝にはまだ緑色の果実も見られるが、樹の下には熟しきった果実が落ちている。この果実を江戸時代末期に平賀源内が紀州湯浅で見て、外来のオリーブと勘違いして“ポルトガルの木”の意味のホルトノキと名付けられた。源内が見た樹は外来種ではなく在来種のモガシ(茂樫)であり沖縄ではタラシと呼ばれているもの。
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