自閉症教育・支援コンサルタントの水野です。過去の記事『活動の意味』を修正し更新しています。
1つの活動には『どうなったら終わりか』という意味が重要になります。
自閉症の人は、周囲の状況などから終わりをイメージして見通しを持つことが苦手です。
終わりが具体的に提示されてないと、不安になったり、混乱したりします。
TEACCHの構造化のアイデアでは「終わり」を具体的に提示します。
ワークシステムでは、1つの場所(場面)でのいくつかの活動を提示します。(ちなみに、それが「どうなかったら終わりか」も伝えます。
様々な活動1つ1つも視覚的指示で終わりが指示されたり(なくなったら終わり、完成見本のようになったら終わり)、タイマーや時計などを活用して終わりを提示したりします。
「終わり」の提示で私が大事にしていることは、
・まず活動を開始して活動の量を知る
・活動しながら終わりに近づいていることを知る
・終わりの状態に気づける
の3つの本人の気づきです。
*ボーリングは2回投げて休憩(終わり)を10セットで終わり
行事の見通し終わり
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