5日(土)
本日は秘湯を攻める会の集まりに参加のため早朝から移動
月曜日が仙台市で朝から打ち合わせのため営業車
首都高から常磐道を走行、三郷から柏までは渋滞
常磐富岡ICからは節約のため下道で県道35号、国道288号と399号を走行して宮城県の伊達市へ
この辺りは通行量も少なく快適走行
国見から国道4号で白石市まで走行して昼食、時短のため大手牛丼チェーンで頂きます
県道25号をしばらく走行して本日の1湯目
124. 老人憩いの家白鳥荘@黄金川温泉(宮城県蔵王町)
入浴料金は町外でも350円とお値打ち、久しぶりの老人系施設
隣の建物からカラオケが大音響で響く
、地域の憩いの場所なのでしょう
浴場は奥に8人以上は浸かれる湯船が1ヶ所のみ
湯量は毎分 250 リットルで豊富、泉温は42℃くらいで熱め
泉質はナトリウム塩化物泉
茶褐色の濁り湯で掛け流しで利用
めちゃいい湯でした
ここより21km程蔵王方面に移動、高原って感じになってきます
県道12号を蔵王方面に走行して途中で右折して細くクネクネした山道の県道225号を走行
左手に平屋が並ぶ一軒宿が現れる。
海抜1841mの蔵王山の南面に位置、宿の前には松川が流れる幻想的な雰囲気
対岸には高い崖が聳える、こちらが温泉名になった『峩々たる岩々』
木造平屋造りの建物が階段状に3列並び独特の雰囲気
本日のお宿は
125.峩々温泉(宮城県川崎町)
建物と建物の間は豪雪と寒さ対策でコンクリート製の渡り廊下(階段)で繋がれてます。
開湯150年、湯治場として受け継がれて現在は六代目の宿主様と歴史のある温泉
談話室(ラウンジ)には薪ストーブがありいろんな椅子が置かれてます
携帯電話の電波はここ以外は圏外
チェックインは談話室でウェルカムスイーツとお茶
湯治宿と言うよりオシャレな雰囲気で・・・リゾートホテルのような
部屋は2段目の平屋のため渡り階段を登る運動不足のオイラにはありがたい
通路を平行に歩く、オイラたちの部屋は一番奥の『竹』
手前に机のある4畳半の和室と奥が広めの10畳の和室で寝室で利用
4人で利用しましたが解放感があり好印象
一番奥が広縁、隅っこにあるソファーがいいですね。滞在中の定位置になってました
温泉は下の平屋にあるため階段を降りて移動
大浴場には2つの湯船があり、手前は5人位が浸かれるぬる湯で泉温は40度くらいで温め
浴室の床は板張りで壁は漆喰造りでいい雰囲気
宮城県の峩々温泉、群馬県の四万温泉、大分県の湯平温泉は
日本三大胃腸病
の名湯だそうです
今回の3大系は全制覇
泉質はナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩・硫酸塩泉
峩々温泉と言えばオイラの印象はここの湯船
泉温は47度と熱め
宿のHPによると『入浴方法は大変ユニークで、私どもでは「かけ湯」と呼んでおります。
湯船の淵に木枕を置きましたら、そこへ寝そべります。竹の筒でゆっくりと1回1回丁寧に
胃や腸のあたりに掛けていきます。
最初は熱く感じますが、徐々に幹部がじんわり温まってきます。
その方のリズムによって調子を整えながら100杯続けていただくのが峩々の伝統です。
この入浴方法は湯治客らの間で、熱い湯でも湯あたりを起こさないようにと生まれた方法です。』
恥ずかしながらこの入浴方法を帰る間際まで知りませんでした
↑ めんどくさい事はしないでいきなり湯舟に浸かってます
オイラにはちょうどいい熱湯なのです
連接した扉からは露天風呂へ、こちらは温めです。解放感もあり長湯向け
さらに下に混浴の露天風呂がありましたが、オイラには温すぎて片足で断念
古い角質を落とす効果があるそうで、浴後はすべっとした感じがいいです
因みにタバコは玄関前、めちゃアウトドア
10月ですが熱い湯に浸かり表での喫煙は涼しくてホンマに気持ちいい
夕食はお食事処「さくらダイニング」で頂きます。お酒が綺麗にディスプレイ
グループ利用なのでダイニングとは隔離された落ち着いた場所で頂きます
こういう気づかいは嬉しいですね
前菜珍味盛り合わせ、山菜や東北の郷土料理のしそ巻など
生ビールのグラスにも峩々温泉のマーク入り、このグラス欲しい
蔵王産じゃが芋の冷製スープ
蔵王高原トマトのテリーヌ
たまに聞くテリーヌとは料理の名前でなくフランス料理で使う陶器製でフタ付きの
台形で細長い容器のことをテリーヌと言うそうです。
フランス料理に縁のないオイラは食べるまで鮪の刺身と思ってました
トマトの酸味がほどよくて独特の食感でおいしい
蔵王卵の茶碗蒸し
メインは自家製燻製ベーコンステーキ
ホテルの朝食で頂くカリカリのベーコンとは別物、肉厚でいい感じに燻製にされており
メインにふさわしい一皿
因みに朝食の定番、ハムとベーコンの違いって豚肉の部位の違いと過熱して燻製にするか
非加熱で燻製にするかの製造の違いなんです
世界的にはハムはもも肉、ベーコンはバラ肉
もも肉で造られたハムをボンレスハム、日本のスーパーで見るロースハムはロース肉、
ショルダーハムは肩肉
日本はロースハムが多いような気がします。海外旅行でハムを食べると違和感があったので
昔に調べました
メインの次はご飯の登場
鰆の霊庵焼きと仙台油麩汁とささにしき
幽庵焼き(ゆうあんやき)とは魚を、醤油やみりん、酒、柑橘類の果汁で作られるタレに付け込んだ
焼き魚でオイラはご飯と食べたくて置いてました
仙台油麩とは油で揚げた麩で宮城県の登米が有名
宮城県は古くからの米どころである一方、麦も作っており、
昔は米を年貢として納めて麦を代用食としており麩の文化が生まれたそうな
油麩の原材料は小麦粉なのです
地産地消の料理は和洋で調理されとても美味しい、贅沢を言えばガッツリ系の皿がなく
食べ盛りのオッサンには少し物足らないかなぁ
デザートは談話室で頂きます。
アイスクリームとブドウ
談話室はWi-Fiが繋がるので情報収集
居心地良い談話室はこの宿の魅力
たくさんの本があり長期滞在したらもっと楽しめるのでしょう
非常にお世話になった亡くなられた大先輩が『暖炉はポカポカと温かく
火を眺められるのがいい』とよくおしゃってたのを思い出しました
食後は貸切露天風呂(天空の湯)
入口の立て案内で『空いてます』なら予約なしに利用可能
単管パイプで組まれた仮設階段を登ると木製の脱衣所と湯舟
照明が暗く綺麗に撮れません泉温はめちゃ温い
談話しながらの長湯が丁度いいです
其の2に続く