スパイラル呼吸法™講座:第594回「上級:ガーラヴァアサナ」3月15日
インド人は昔から苦行が大好きみたいです。お釈迦さまも苦行をしていましたが、途中で馬鹿らしくなってしまい、中道こそが悟りの道であるとしました。今日ではインドでは仏教はなくなり、ヒンズー教の一部として扱われています。やっぱり苦行をやめたので負け犬として見られたのかもしれません。その証拠にジャイナ教のマハヴィーラは苦行を貫き通して悟りを開いたので今日でもインドで継承されています。
ジャイナ教は外に出ると虫を間違って殺してしまうのも固く禁止です。外出するときは虫が口に入らないようにマスクをします。僧侶は厳格に無欲で、衣服どころか下着も身に着けない完全にスッポンポンです。日本でやると逮捕ですので、ジャイナ教の寺院が日本に建つことは永久にないでしょう。
インド人の苦行の中でも激しいものは、タイプーサムというお祭りで背中の皮に串をたくさん刺して縄を結びつけて山車(だし)を引っ張ります。あまりにも激しすぎるので、インド本国では禁止。マレーシアでは今でも毎年2月に行われます。私も会社員時代の頃、出張中にちょうどやっていたので見に行きました。口から泡を吹いて失神してる人もいました。
今回は苦行者ガーラヴァのポーズです。
1)まず三転倒立になります。
2)そしてパドマアサナを組みます。ここまでは街のヨガ教室でも普通にやりますので、壁を使って練習するとできるようになります。
3)次に下半身を下降して右脚スネを右上腕に乗せます。左膝は宙ぶらりんにします。
4)ここで手でマットを押して頭を持ち上げます。右スネがテコの支点になるので、割と簡単に持ち上がります。
5)ここで腕を全開に伸ばして高く舞い上がります。爽快な気分になります。
(*スパイラル呼吸法は当スタジオ開発のワークです。無断使用は御遠慮願います。)
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吉田篤司