一昔前までのインドのヨガといえば、グルの絶対的な存在の下で、厳しい修練を積む苦行でした。「このアサナを三日以内にできるようにしろ！」とか平気でやっていて、できないとそれはもう大変。力ずくで弟子の体をグイグイ引き伸ばしたりとか当たり前。今日じゃ「ヨガは苦行じゃありませ～ん！」という声がほとんどで私もそう願いたいです。
でもぬるま湯に浸かっているだけでは、いくら経っても体の奥底にある根本的な問題を解決することはできません。中心氣道のスシュムナーにある結び目、肉の芽を何としてでも断ち切るのがヨガ行者の使命です。
今回はネジ巻き鳥のポーズです。
１）基本ポジションになって右手で左足をつかみ、半跏府座にします。
２）三転倒立しながら下半身を右にねじります。
３）左膝を右上腕に引っ掛けます。
４）呼吸のタイミングを図って頭を慎重に持ち上げます。
５）全開で舞い上がりましょう。
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吉田篤司