アレクサンダーテクニーク ヨガ講座:第209回目「不安緊張や悪玉ストレスは丹田力で跳ね返す」12月24日
日頃の仕事や稽古ではうまくいくのに、ここ一番の肝心な時になると手足が固まって動かない、心臓がドキドキして声が震えてくる、そんな悩みを持つ人が意外と多いのです。
「悩みを人に打ち明けると変な目で見られて敬遠されるし、誰も自分のことをわかってくれない・・・」ひどくなると世の中すべての人が自分を笑いものにしているかのように感じてしまい、頭の中では「おまえはダメな奴だ」という声がコダマします。
そういう人は緊張するのだから脱力すればよいと思うのですが、その場しのぎはできても根本的な部分はまったく変わりません。またあいつが頭の中に現れて「無駄無駄無駄~」とあざけり笑うのです。
原因は下腹部の丹田がスカスカになって、エネルギーがおかしなところに使われているからです。インドで走っている燃費が悪くて有毒ガスをまき散らす車のようです。
どうやったら治るのか?丹田を鍛えればよいのです。こういうのはダンベルで腕力をつけたりジョギングしたりしても求める効果は出ません。腸腰筋を鍛えることが必要なのです。
それには賢者カウンディンニャのクロスレッグが最適です。初心者の人でも、できるところまで順番に取り組んでいけば、腸腰筋を鍛えることが可能だからです。そして毎日繰り返していればやがて体は浮上して丹田には原子力発電のようなパワーがみなぎります。そのころには頭の中に現れていた変な声は消えてなくなり、自信満々で楽しく、いつでもどこでも余裕で物事に取り組むことができるようになります。
1)まず基本姿勢
2)右に移動して左ひざを右ひじに引っ掛けます。ここまではよほど体に何かの障害がなければ誰でもできます。できないとしたら手の置き場所や足の使い方が間違っているからです。
3)右足を上げてみましょう。
4)左足を上げてみましょう。
5)ひざを曲げて両足を持ち上げてみましょう。ここまでは一瞬でもよいので、できるように頑張ってください。脱力なんてしていてはいけません。力をお腹に込める訓練です。これさえやっていれば不安緊張の悩みは徐々に改善していきます。
6)するとやがて頭を持ち上げたい衝動が必ず出てくるんです。副腎から出るアドレナリンホルモンの作用です。
7)アドレナリンが出るとドーパミンも出るので、スリリングの極致を体験したくなるんです。脚を伸ばして顔を持ち上げて賢者カウンディンニャ・クロスレッグです。
●スパイラル呼吸法™とパワーヨガ/クラニオセイクラル/アレクサンダーテクニーク/東京門前仲町レッスン
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吉田篤司