ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

1/9日 三ツ峠から清八山まで その5:稜線上の大幡山・八丁峠を経て清八山に至る。

2016-01-19 07:13:28 | 草花
その昔、学生のころに秩父の山や尾瀬をよく歩きましたが、それは今から半世紀ほど昔の事であり、生活の場を中部圏に移してからは、箱根から東に出かけることは、ほとんどなくて、この付近の山を見ても、全くその名前が分からないというのが実情です。

御巣鷹山から清八山(せいはちやま)まで尾根歩きをしていますが、木の間から時々ちらちらと見える山の中にも、特徴的な姿があって、もしも近くに住んでいるのならきっと、登行欲に駆られそうだと思えるような山がゾロゾロ出てきました。
名前が全然わからないので、とりあえず写真だけは撮っておいて、家に帰ってからカシバードで同定しようということになりました。

この山座同定作業がとても楽しいのですが、結構時間もかかる、”面白くて厄介な”事になりました。
今回は尾根歩きを続けて、稜線上にある大幡山、八丁峠を経て、清八山に至り、そこから絶景を眺めるところまでのレポートです。
大幡山 ↓

御巣鷹山から稜線歩きを続けてきましたが、1時間とちょっと歩いて、大幡山に来ました。
ここでは木の枝に眺望を妨げられていたので、休憩を入れずに通過します。




大月・都留の山並み ↓

時々右方向に見通しが利くようなことがあります。ところが、この山域は自分的にはなじみのないところですので、山名が全然わかりませんでしたが、帰宅後にカシバードにていろいろやって、遊ばせてもらいました。



丹沢の山並み ↓

丹沢の山並みも、新幹線の車窓から眺める程度で、たいしてなじみがありませんので、これも全面的にカシバードにお任せでした。しかし、あの山塊を近い将来歩いてみたいと念願しています。



八丁峠 ↓

道標には「大幡八丁峠」とわざわざ「大幡」が余分についているところを見ると、この山域でほかにも「八丁峠」があるのかもしれません。
御巣鷹山から1時間と10分ほどかかってここまで来ました。
当初の計画ではここから林道に下りてしまう予定でしたが、途中で行き会った人から「清八山山頂からの眺めが素晴らしい」ことを聞き、八丁峠に来るまでの眺望が木の枝にさえぎられてさっぱりだった不満もあって、この峠は通り過ぎて清八山まで足を延ばすことに決めていました。
山上の眺望を楽しんでからまたここに戻ってくればよいと考えました。



清八山(せいはちやま)まで ↓

大幡八丁峠と清八山の標高差はおよそ110メートルほどありますが、この区間の歩きでは、あたりの木立がどんどん美しくなっていくように感じられて、楽しいものでした。



富士山 ↓

稜線上に高い木がなくなると、待望の眺望が広がっています。山頂までは、もう一登りします。



山頂 ↓

山頂には女性の混じった団体さんがいて、そのほかに単独行者、少し後に男女連れが登ってきました。
やや狭い山頂からは願っても、滅多にないような山岳景観がありました。



山頂の標示板 ↓

ここでこの山名の清八山は「せいはちやま」と読むことが分かりました。
そして「秀麗富嶽十二景」という七文字の言葉に興味がわきました。帰宅後に調べると、(その1で記述したことですが・・・)
それは、大月市が選定したもので、(平成4年に公布)その十二景とは、大月市域の山頂から望む美しい富士山を市のシンボルとし、併せてふるさとの自然をそのまま後世に伝えようと意図したものだそうです。この清八山はその第十二番だったのでした。



南アルプスの重鎮三座 ↓

左から聖岳、赤石岳、荒川岳と3000mを超す、お歴々がきっぱりと見えています。



こちらは甲斐の白根(三山) ↓

これも3000mを超す三山の日本一の連なりで、左から農鳥岳、間ノ岳、北岳がそびえます。



塩見岳 ↓

重鎮三座と甲斐の白根(三山)の間にこれも3000mを超す塩見岳が見えています。



鳳凰三山 ↓

白根三山の右には鳳凰三山がありますが、その左肩に雪をかぶった山がわずかに見えています。
その山は仙丈ケ岳で、これも3000mを超す峰になります。



甲斐駒ヶ岳 ↓

南アルプスの高峰の締めくくりは甲斐駒ヶ岳で、この日はずっと薄く靄が掛かっていました。



御坂山と黒岳 ↓

前日歩いた御坂山は、黒岳に呑み込まれるような形で、稜線上にありました。
コメント (6)
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