ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

6/18日 白山釈迦新道歩き その4:標高1600メートルから2000メートルあたり迄、亜高山帯を行く。

2016-06-27 07:21:46 | 草花
花の終わったミズバショウを見たあたりからブナの木の出現は終わり、かわって針葉樹やダケカンバが出てくるようになります。
林相は広葉樹林から亜高山帯に変わってきたことを実感できます。
景色もだんだん遠くを見通せるようになって、高度感が増して来ます。
そして、道端には亜高山帯に特有の植物がどんどん現れて来ます。
この記事では標高1600メートルから2020メートルの釈迦岳前峰に至るまでのレポートとなります。

別山方面 ↓

周りの樹木の背丈が低くなり始めると、遠くの見通しも向上します。木々の切れ目から白山の南北に連なる峰の中では比較的南側に位置する別山が見えてきました。



ダケカンバ ↓

樹木はブナが終わり、ダケカンバが出てきています。始めのうちは背丈が高くて、高度が上がるにつれて樹高は低くなってきます。



ハクサンチドリ ↓

この山の名前を冠した野生ランが出て来ました。最初は他の草草の中に混じって咲いています。



ミヤマキンポウゲ ↓

ミヤマキンポウゲは草丈が高いかな?と感じましたが、これも次第に小さくなっていきます。



オオカメノキ ↓

オオカメノキはもう実になっていますが、後になって花を見ることになりました。



柳の一種 ↓

柳の種類もおろそかにはできません。高山帯にまで進出するくらいですから、亜高山帯でも当然顔を出してきます。



ナナカマド ↓

これは”タカネ”も”ウラジロ”もつかないナナカマドだと思います。



ハクサンチドリ ↓

また、ハクサンチドリを見ます。初めて歩く道ですので、この野生ランを見るたびに、喜んでいますが、このあとも実に頻繁に姿を現してきました。



イワナシ ↓

ここで見たイワナシもすでに花が終わり、実をつけています。



ミツバオウレン ↓

これは普通のミツバオウレンではないでしょうか、この山域では「ミツバノバイカオウレン」という花があるようですが、それには出会えなかったようです。(或いは見落としか)



オオカメノキ ↓

高度が上がってきたことによって、先ほど実になっていたものが、花の残る状態になってきました。



ベニバナイチゴ ↓

こちらは大袈裟な花が咲き、比較的粒の大きなイチゴを生らせますが、たいして美味しいものではありません。



別山と三の峰 ↓

別山の右側の稜線上のコブは三の峰だと思います。



ツマトリソウ ↓

ツマトリソウが出て来ました。聞くところによると、この花の花びらの基本的な数は”7”枚だそうですが、これもそれ以後も8枚の花が良く出て来ました。



コイワカガミ ↓

こういう花は高山植物帯の常連かと思っていましたが、2000mに届かないようなところから出て来ます。
小生の勘違いでしたでしょうか。



雪の渓 ↓

行く手の左側には雪の渓が見えています。きっと今年は雪解けが早くて、渓谷の雪幅が随分細くなっているのでしょうね。


ツマトリソウ ↓

ツマトリソウの群生だってあります。この山は凄いな・・・と思い直しています。


大汝・御前峰方面 ↓

標高が2000mを超えたところで、釈迦岳前峰の道標の杭が打ってあります。ここから白山の核心部が見えていました。



カシバードで確認 ↓

それをカシバードで山名確認します。なお、剣ヶ峰の名前が出ていますが、実際には手前の山稜に隠れて見えてはいません。もしも手前の山稜が無ければこの位置にある・・・という一つの指標として、カシバードで描画したものです。
コメント (4)
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