ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

7/4日 大峰山脈 八経ヶ岳(八剣山あるいは仏経ヶ岳 1915m)のオオヤマレンゲ

2016-07-06 08:56:45 | 草花
山のお友達のブログの中で、奈良県大峰山脈の最高峰八経ヶ岳周辺のオオヤマレンゲの紹介がありました。
しばらくこの花を見ていなかったので、日曜日の午後から、この花を見に行くことにしました。
時間はたっぷりありますので、下の道を時間をかけて近づきましたが、登山口には明るいうちにつきました。
この場所で車中泊してから、翌日にオオヤマレンゲを見に行くことになります。
この花を見るのに相当な距離を歩くことになりましたが、まずはオオヤマレンゲの花を見ていただいてから、日を改めて山行記をレポートするつもりでいます。
まずはハイライトたるこの美しい花をお楽しみください。
はじめの花 ↓

奈良県の八経ヶ岳と明星ヶ岳周辺に自生地があり、 1928年(昭和3年)2月7日に国の天然記念物に指定されました。
今山行では、最初のこのひと花は、明星ヶ岳の分岐点で見かけました。

つぼみ ↓


鹿除けのネット ↓

奈良県の大峰山脈ではニホンジカの食害によるこの木の枯死が危惧されていて、その対策として、環境省と奈良県が防護ネットを設置してオオヤマレンゲを保護する事業を行っています。
人間の方が檻の中を歩いていく感じです。













両側にオオヤマレンゲの低木 ↓




正面から ↓











この日は月曜日でしたが、八経ヶ岳と弥山の鞍部に位置するオオヤマレンゲの群生地内では鹿除けネットの中をたくさんの登山者が歩いています。
なお、この花には芳香があると聞いていますが、小生の感度の悪い鼻では、何度試みても嗅ぎ分けることが出来ませんでした。
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岩古谷山(堤石トンネルのところから)途中まで:女滝 男滝 モリアオガエル スズメバチの巣 ユキノシタ 

2016-07-05 07:12:49 | 草花
鹿島山の山麓から、ブッポウソウが鳴いたとされる場所を目指して走りますが、まだ時間が早そうでしたので、途中にある岩古谷山を途中まで歩くことにしました。
いくつかある登山道のうちで、一番傾斜の急な石段の道を採ります。
山頂を往復する時間まではありませんので、区切りの良いところまで行って、引き返してくることにしました。
ところがこれが大失敗でした。
山を下って、車でしばらく走り、ブッポウソウが鳴くとされた場所に着き、薄暮の時間まで待っている時にふと足元を見るとズボンに鮮血がついています。
すぐにズボンをまくると、血は流れてはいるものの、もう吸血鬼は居ませんでした。
ヤマヒルにしっかり血を吸いだされ、吸い逃げされていたのでした。
この後、帰宅してから症状が悪くなり、お医者に掛かるほどでした。

トンネルの横から階段を ↓

トンネルの手前に車をとめて、そこから歩き始めます。



山体に取付く ↓

山に取付くところから、まずはコンクリートの段があります。



大岩の下を ↓

あたりには大岩があり、その間や下を縫うようにして歩いていきます。


女滝 ↓

少し歩くと見上げるような岩壁が出てきて、そこに水がしたたり落ちています。
高さが20-25mほどあろうかという滝でこれを女滝と言います。



イワタバコ ↓

女滝の岩盤にはイワタバコがついています。



男滝 ↓

女滝のもう少し上部に男滝があり、こちらは女滝よりも5mほど高くてスケールも大きいようです。



モリアオガエルの卵 ↓

男滝の岩盤にはギボウシがたくさんついていましたが、そのほかに付近の木にはモリゾガエルの卵の塊が4つも着いていました。



石段の道 ↓

男滝を今回の最遠点として引き返しましたので、その道筋でヤマヒルに取付かれたようですね。



ユキノシタ ↓

階段を下りたところの草むらで、ユキノシタを見ました。



スズメバチの巣 ↓

道の向こうの崖を見上げるとスズメバチの巣が下がっています。



ウツギ ↓

車を置いた場所にはやや汚れたウツギの花が咲いていました。道端ですので汚れるのでしょうね。



堤石トンネル ↓

このトンネルを潜り抜けて東栄町を経由して新城市に戻っていきます。
ブッポウソウの鳴き声を聞けたという場所に着き、付近で聞き込みをしますと、その声が聴けたのは6-7年ほど前のことで、今はもう聞けないということでした。
ガッカリしたその後で、ズボンに着いた血の染みに気づくことになります。
帰宅後に消毒して一晩経ちましたが、痒みが引かず、そのもう一日後には、腫れも出て来ましたので、堪らず、お医者のお世話になりました。
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6/26日 東海自然歩道歩き 鹿島山の山麓(下):サワガニ ウツボグサ ナナフシ ヤマホタルブクロ セッコク

2016-07-04 07:08:28 | 草花
鹿島山の山麓を歩いています。樹林の下で、ある程度標高もある場所ですから、極端な暑さを感じずに済んでいます。

ところが平地ではここのところ、7月に入ってから、暑さが押し寄せてきていますので、今ならば、鹿島山の山麓と言えども、こんな涼しい状態ではなくなって居ることでしょう。
三河地方は、もう梅雨が明けてしまったかのような暑さで、途端に身体がぐったりとしてきました。

この記事では山麓歩きを切り上げて、車を置いたところに引き返すまでのレポートです。
ヤブレガサ ↓

ヤブレガサは花の蕾を持ち始めています。



サワガニ ↓

久しぶりに活きの良い姿を見ました。



フタリシズカ ↓

花が終わって種になって来ています。



ウツボグサ ↓

ここでは花の付き方が随分まばらなものしかありませんでした。



タマアジサイ ↓

花が開くまでに、もう少し日にちが必要なようです。



カヤラン ↓

久しぶりに見たカヤランは花が終わり、種の莢をぶら下げていました。



ナナフシ ↓

頭の上を見上げると、木の枝にナナフシがいます。



ユリ ↓

花の時季にもう一度来て、これがササユリなのかヤマユリなのか確認しておきたいと思います。



ヤマホタルブクロ ↓


ヤマホタルブクロ(蕾) ↓

来るときに車で通ってきた道筋にヤマホタルブクロが咲いていたので、歩いてそこまで行ってみました。
道の両側でまとまってみることが出来ました。



ジャノヒゲ ↓

車に戻りました。
ブッポウソウの鳴くとされたところを目指して走ることにしましたが、まだだいぶ時間があるようでしたので、道草を食いながら近づいていきます。
カヤの大木がありましたので、野生ランの着生が無いか、確認のために車を駐めると、足元にはジャノヒゲが(植えられて)咲いていました。



カヤに着いたセッコク ↓

カヤの大木は民家の敷地内にありましたので、断りを入れてから観察?に入ります。
ここではセッコクがびっしりと着いていました。



ギボウシ ↓

敷地の出口ではギボウシも咲きだしています。
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6/26日 東海自然歩道歩き 鹿島山の山麓:ヤマアジサイ シロバナイナモリソウ ガクウツギなど 

2016-07-03 06:59:40 | 草花
6月最後の日曜日に気になっていることがありましたので、午後から三河の山間部に出かけました。
それは、もう25年以上もちゃんと鳴き声を聞いていないブッポウソウと鳴くコノハズクの鳴き声です。
コノハズクはフクロウ科の鳥で、愛知県では夏鳥として晩春に他所からやって来て、木の洞やキツツキの古巣などに営巣して、雛を育てた後に他所の場所に移っていくようです。

コノハズクについては以下にwikiの記述を抜粋引用と加筆しておきます。(ちょっと長いですが興味深い事も記されています。)
抜粋引用と加筆開始:
コノハズクはその鳴き声から「声の仏法僧(ブッポウソウ)」の別名をもつ。本種の鳴き声は「ウッ・コッ・コー」、「キョッ・キョッ・キョー」または「ブッ・ポウ・ソウ(仏法僧)」と聞きなしたのです。
この鳴き声の主は長年、間違って思いこまれてきました。鳥類分類学上ではブッポウソウ科で光沢のある羽をもつその鳥が発する鳴き声だとばかりに勘違いされた結果、その鳥にブッポウソウと名づけられてしまったのです。しかし、分類学上のこのブッポウソウの鳴き声は「ゲッゲッゲッ」と濁った声で鳴きます。

そこで、今度はコノハズクの出番となります。この鳥は奥深い山で夜鳴き、夏鳥で5-6月頃にしか鳴かないので「ブッ・ポウ・ソウ」の鳴き声の正体は、長年明らかにならなかった。ただし、「ブッ・ポウ・ソウ」の鳴き声の主はコノハズクであると考えた者が、いなかったわけではない。平安から江戸初期に描かれた「仏法僧」の絵がいくつか現存しており、そこに描かれているのは明らかにコノハズクだったからである。

「ブッ・ポウ・ソウ」がコノハズクの鳴き声であることが明らかにされたのは、ラジオ放送がきっかけであった。

1935年(昭和10年)6月7日、日本放送協会名古屋中央放送局(現在のNHK名古屋放送局)はブッポウソウの鳴き声で有名な愛知県南設楽郡鳳来寺村(現在の新城市)の鳳来寺山でブッポウソウの鳴き声の実況中継を全国放送で行った。午後9時(21時)55分から30分間放送し、その間よく鳴いたが、放送中や放送後にゲストの俳人・荻原井泉水、歌人・川田順、愛知県史蹟天然記念物調査委員・梅村甚太郎の3人の話がうるさいという非難の電話が殺到した。これを踏まえて、翌6月8日はゲストを呼ばずに鳴き声だけにする(番組内容を伝えるアナウンサーだけをおく)ことにし、前日と同じ時間に放送した。すると、この晩もよく鳴き、放送終了後、昨日とは打って変わって絶賛の電話が殺到した。

その後、この放送を聴いていた人の中から「うちの飼っている鳥と同じ鳴き声だ」という人が現れ、その飼っている鳥を見せてもらうとその鳥はコノハズクであった。そのコノハズクは東京・浅草の傘店で飼われていたもので、生放送中、ラジオから聴こえてきた鳴き声に誘われて同じように鳴き出したという。鳴き声も「ブッ・ポウ・ソウ」と確かに鳴き、長年の謎だった「ブッ・ポウ・ソウ」の主はコノハズクだということが、ようやく確認された。

なお、戸川幸夫にこの経過を記した『仏法僧』という作品がある。(引用終了)

記述部分が長くなりすぎましたが、その声を聞きたくて出かけましたが、夕刻まで粘って、空振りに終わりました。
駐車位置 ↓

明るいうちは鹿島山の山麓を歩いて、花模様を確認し、そうやって時間を過ごしてから、ブッポウソウの鳴くと言われたところに夕刻までには移動すると言うつもりでやってきました。



ヤマアジサイ ↓

このヤマアジサイと下のガクウツギはとても似ています。

ガクウツギ ↓

実のところ、これの有効な区別方法を小生はよく知りませんから、この二つを並べても、もしかしたら間違っているかもしれません。
二つともヤマアジサイかもしれませんし、二つ揃ってガクウツギの可能性もあります。
ネット上で説明を見ても、区別のはっきりしているもの二つを並べて、説明してあるだけで、この記事のものの判断材料にはならないように感じました。



シロバナイナモリソウ ↓


シロバナイナモリソウ ↓

三河の山で久しぶりにこの花を見ました。アカネ科イナモリソウ属です。



猪の罠 ↓

こういう罠を三河の山間部で時々目にしますが、仕掛けに捕われたところをまだ一度も見たことがありません。
捕まえたら撲殺するのでしょうか、それとも銃殺なのか・・・


ハエドクソウ ↓

花が小さくて、草丈は細く長い・・・・撮りにくい草が出てきています。



ミヤマシキミ ↓

青々とした実が出て来ました。これが冬には真っ赤になるとは、今はとても想像できません。



東海自然歩道の登り ↓

こんなところを、未だ夕方までは時間がありますので、暇つぶしにのんびりと登っていきます。



カキノハグサ ↓

三河山間部名物のカキノハグサは花が終わり、実を見せています。



ギンリョウソウ ↓

ギンリョウソウはどういうわけかうずくまっています。



林間の道 ↓

針葉樹林の道で、頭上には木の葉があるので、夏にも涼しく歩けそうです。


ウバユリ ↓

標高は550メートルほどのところを歩いています。林縁にウバユリが立ち上がってきています。
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七月に入ったらフウランが咲き出しました。センボンヤリの秋花も・・・・・。

2016-07-02 07:04:54 | 草花
七月に入り、俄かに暑さが身に迫ってきたように感じられます。
今年初もののスイカを収穫し、(これは孫たちのスイカ割りに使われました)食してみましたが、甘さが今一つ物足りなく思いました。
本職のお百姓なら、肥料を潤沢に施して、極上の逸品に仕上げることでしょうが、土作りがへたくそなので、我が家では何時、何を作っても、こんなものしかできません。

庭の柿の木に着生させてあるフウランに花が来ました。
フウラン ↓


フウラン(近写) ↓

新しい花は純白で、透明感もあります。日が経つと長い苣の先に蜜が貯まります。




ユウスゲ ↓



庭にあるユウスゲは、原野から種を頂いてきて、蒔いておいたものですが、これが発芽して、毎年花を見せてくれるようになりました。
ここで花が咲くのを見てから、親株のあった原野に自然のものを見に行くことにしています。



セッコク ↓

お友達と鳳来寺山を歩き、東照宮に行ったときに、大杉の根元に落ちていて、瀕死のものを頂いてきて、庭の栃の木につけました。
その後ヨレヨレの花を一輪だけ咲かせましたが、運よく着いてくれると嬉しいのですが・・・。



センボンヤリ(閉鎖花) ↓


三本槍? ↓


花後の種 ↓

センボンヤリは我が家では大増殖の傾向にあります。
春先に数が減ったと思って、保護策を採りましたが、それは早とちりであったようで、その後は庭のあちこちからたくさんの株が見えるようになりました。
こうなると引き抜きの対象になってきますね。
この種類は春先にかわいい花を見せてくれますが、秋口にも今度は全く違った形態の花を見せてくれます。
秋口のものは閉鎖花オンリーで、もう今の時季からそれを見せてきました。
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