ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

8/11日 奥三河の山地を訪問 その5:茶臼山周辺を歩く 山の中腹からの展望を楽しむ。

2021-08-16 07:01:04 | 草花
面の木ビジターセンターから旧茶臼山高原道路を車で走って、愛知県では一番標高の高い茶臼山に向かいます。
茶臼山高原に着いたら、そのまま山頂部を車で回り込みます。
山の西側の道路上から奥三河の山並みの良く見える場所があり、まず始めはそこからの眺めを堪能します。
行程地図 ↓

茶臼山の頂の盛り上がりを、自動車移動も含めて周遊しています。



萩太郎山 ↓

茶臼山に対面して、県内第二位の標高の萩太郎山を見ます。
山腹には愛知県内では唯一のスキー場があり、スキーリフトも設置されています。
また山頂部分にはシバザクラが植えられていて、花の季節には人の賑わいもあります。



奥三河の山並み ↓

茶臼山の山頂突起の下を道路が巻いていますが、西側からは愛知県奥三河の山並みがよく見えます。



古町高山 ↓

このずんぐりとした山の頂を歩いたことがありますが、季節が合わなかったのか、花を見た記憶がありません。



碁盤石山 ↓

ここには雪の降る中を、やっとこさで来たことがありますが、一度は晴天時にここに来てみたいものです。



天狗棚 ↓

先ほどはあの展望台で、こちらの山を木の枝に視界を邪魔されながら眺めて、昼食をとっていました。



西三河の奥山 ↓

西三河の一番奥に位置する山並みも少しだけ見えています。



猿投山 ↓

ほぼ真西の方角に猿投山も見えます。こう見たときはなかなか立派な山容ですね。


今度は北側に回り込みます。長野県根羽村側の展望地から、南アルプスの山並みを見て楽しみます。


南アルプスの見えている部分 ↓

これでは小さすぎますので、個別にズームしていきます。


仙丈ケ岳 ↓

左(北部)から3000mを超す仙丈ケ岳。



白根三山と塩見岳 ↓

甲斐の白根と塩見岳・・・・どれも3000m峰です。



今度は重鎮三座 ↓

見る位置の関係でこの山塊が一番大きく雄々しく見えます。



荒川岳から光岳まで ↓

やや広く覗いて光(てかり)岳まで見ます。



それ以南 ↓

これよりも右(南)もあるのですが、判りにくいので割愛します。



蛇峠山 ↓

6日前に歩いた蛇峠山を懐かしく眺めます。

この山の北西方向にある大川入山や恵那山は天狗棚展望台に居る時は見えていましたが、ここに来たときは雲に隠されてしまっていました。

車をこの、根羽側の展望か所において山の中腹を散策します。

ウバユリ ↓

道端でウバユリを見ます。匂いを嗅いだら「香りはなかった。」ということでした。



バイケイソウ ↓

花の終わったバイケイソウが種を付けた姿で立っています。
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8/11日 奥三河の山地を訪問 その4:面の木峠周辺を歩く(下段)面の木展望台よりビジターセンターヘ下る

2021-08-15 07:01:24 | 草花
東京オリンピック期間中は人の移動が相当抑制されることを期待して、その間を利用して青春18きっぷを購入し、県境を幾つも跨いだ遠出を敢行しました。
帰宅後は、県を跨がない小旅行も青春18きっぷの余りを使って行い、この記事のものもその一環ですが、残念なことに、わが愛知県でもコロナの蔓延が広まってきてしまいました。
いくら予防接種を済ませているからと言っても、公共の交通機関を使って外出をすることに気兼ねする気持ちになってきています。
今後は自粛生活に復することになるのだと思います。

この辛抱によって、秋の野山を伸び伸びと歩けるようになるのでしょうか。

奥三河の山のシリ-ズに入ります。今回は天狗棚の展望を楽しみながら昼食をとり、そこから旧茶臼山高原道路沿いのビジターセンターまで下る部分のレポートです。
塩見岳まで入れた眺望 ↓

展望台からは南アルプスの限定的な眺望が得られていますが、展望台周りの樹木が育ってしまい、木の枝に景色を妨げられてきています。




聖岳 ↓

聖岳の優美な姿も見えていてこの幸運を大喜びしています。



御殿山と三ツ瀬明神山 ↓

三ツ瀬明神山方面を見て、御殿山も見えていることを確認します。



ヤマボウシ ↓

富士山方面を見たときに、すぐ目の前にヤマボウシの木があり、それに若い実がたくさん付いていることに気づきました。



富士山 ↓

そして、そのヤマボウシの先には富士山が少しだけ頂上部分をのぞかせています。

贅沢にも富士山を見ながら昼の食事にします。


蛇峠山 ↓

座った位置からは、先日歩いた蛇峠山が優美な姿を見せていました。

昼食後はこりんさんの提案で、小生が単独で面の木ビジターセンターまで下ることになりました。こりんさんは別行動で車まで下りて、そこから面の木ビジターセンターまで車を回すということになりました。

下りの階段 ↓

展望台からの下り道はこの階段からとなります。



アキノキリンソウ ↓

黄色い鮮やかな花を期待していましたが、この種類は未だ蕾でした。



林間の道 ↓

木陰の道を涼しく進みます。



鳥居 ↓

この鳥居がどの神様のものか判りませんでしたが、もしかすると展望台のあの「国常立尊(くにとこたちのみこと)」のものかもしれないと、今になって感じています。



ブナの大木 ↓

ここで大木のブナの木を見ます。天狗棚の頂上付近にはこれが林立しますが、面の木周辺では若いブナばかりでした。



ヨウシュヤマゴボウ ↓

こういうものを見ると環境が攪乱されてきていることを感じます。



テンナンショウ属 ↓

青い実をつけたマムシグサの仲間の姿をこの周辺では散見します。



ゲンノショウコ ↓

道ののり面で、おそらく人為の結果なのでしょうね。これまでの山道沿いでは見なかったものを見ます。



リョウブ ↓

リョウブはこの暑い時期に花を見せてくれます。まだ小さい木でしたが花はたくさん付いています。



シロモジ ↓

シロモジは大粒のまん丸い実をつけています。愛嬌のある姿ではないでしょうか。



潜り抜けると到着点 ↓

上を旧茶臼山高原道路が通っています。これを潜り抜けると、こりんさんと合流する面の木ビジターセンターに着きます。



面の木ビジターセンターの駐車場 ↓

駐車場には天狗さんのモニュメントがあります。この脇に説明版があって、この付近に棲んでいたという天狗様の由来を解説していました。
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8/11日 奥三河の山地を訪問 その3:面の木峠周辺を歩く (上段)面の木展望台まで

2021-08-14 07:02:28 | 草花
標高792mの大栗山の登山口から、車で面の木峠まで移動します。面の木峠の標高は1110mほどあるようですから、標高を300m以上車で稼いだことになります。
こういう移動のすべてを自分の足で行う田中陽希さんの凄さにただただ驚嘆するしかありません。
面の木峠から天狗棚(1240m)という山の東南側中腹、、標高およそ1170mくらいの場所に展望台があり、そこからの眺望が良いので、そこを目指します。
歩行図 ↓

地図で面の木峠と書いてある西側から、それよりも右側に展望台と書いてあるところまでのレポートです。




面の木峠の駐車場 ↓

標高1000mを超す涼しい場所ですので、ここに来る人も多いのです。



峠の看板 ↓

ここから歩き始めます。



キンミズヒキ ↓

これはヒメキンミズヒキかもしれません。木陰からスポットライトを浴びてきれいに光った花姿を撮りましたが、完全に色トビしてしまいました。肉眼ではちゃんと観賞できても、カメラの場合は調節を怠るとこんなことになるので不便ですね。



ブナ林 ↓

山に入ると早速背丈の低いブナの木に囲まれます。ここは県内で有名な野鳥観察の聖地でもあるそうです。



ヤマジノホトトギス ↓

か細く咲く花を愛でていきます。



ママコナ ↓

稜線に出ると、ママコナの群生が出迎えてくれます。



展望台に到着 ↓

稜線上で5mほど下がったところに展望台があり、そこからは東方向が開けて見えます。



神様の石碑 ↓

「国常立尊」とあり、読みは「くにとこたちのみこと」で、国の恒常的確立を象徴する神様で、位の高い神様のようです。


ここから山岳眺望に拘っていきます。


出ました!

神様のおかげで? こんな時期に遠くの富士山を眺めることが出来ました。



南駒ケ岳 ↓

中央アルプスの南駒ケ岳が見えます。



恵那山 ↓

木の枝が邪魔していますので、かがみこんで覗き見をしています。恵那山はこの場所以外では見えなくなりました。



大川入山 ↓

恵那山の右隣に大川入山も見えています。



仙丈ケ岳 ↓

南アルプス北部の仙丈ケ岳が見え、・・・・



北岳と間ノ岳 ↓

仙丈ケ岳の右には南アルプスの最高峰北岳と、それに次ぐ高さの間ノ岳も見えています。



津具の家並み ↓

眼下には津具の村落が見えます。



三ツ瀬明神山 ↓

三ツ瀬明神山はそそりたっていますが、時間的にシルエット気味になります。



平山明神山 ↓

こちらは平山明神山のドームです。 この位置からは、三ツ瀬と平山の、二つの「明神山」を見ることが出来るのです。
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8/11日 奥三河の山地を訪問 その2:大栗山山腹のオオキツネノカミソリ群生地を見る。

2021-08-13 07:08:19 | 草花
これまで、大栗山というあまり耳にしなかったこの山名ですが、この山の中腹にオオキツネノカミソリの群生地があることは山の名前を知るよりも前に知っており、花の時季にここを訪ねたことも何度かありました。
言い伝えでは、今から120年以上前に諏訪大社から送られた130本のケヤキ(欅)の苗を大栗山に植え、やがてそれが約1haのケヤキの森になり、この地に住み着いた木地師がこのケヤキの森に(薬草として)オオキツネノカミソリを植えたものといわれているそうです。
1998年に、ボランティアグループの城ケ山を守る会が城ケ山の登山道を整備している際、このオオキツネノカミソリの群生地を発見し、それ以来、保護活動が続けられているとのことです。
群生地のオオキツネノカミソリは約0.5haに約2万本といわれていますが、そういえばこの付近では見かけないケヤキの大木が今でも何本かあり、ブナやカツラの木に混じって立っており、独特の雰囲気を醸していました。
オオキツネノカミソリの群生地は、現在、鉄の棘条線が引かれていて、その内部には人が立ち入れないように保護されています。
歩行図 ↓

南西から北東まで往復しています。




登山口付近 ↓

駐車場が狭くて、溢れた皆さんは道路上に適当に車を置いています。



ボタンヅル ↓

車を置いたすぐそばでボタンヅルが咲いていました。




歩き出し ↓

歩き出しは涼しそうな林下の小径でした。



マルミノヤマゴボウ ↓

道の端に大株で実のついたものを見かけました。マルミノヤマゴボウの元気な姿です。



マツカゼソウ ↓

マツカゼソウは三河の山ではちょくちょく目にします。



ダイコンソウ ↓

日陰で”なよっと”したこの草を見ました。



アオフタバラン ↓


その葉 ↓

これまでに花の前の草姿は何度か見てきたのですが、今回初めてこの花を見ました。



ミヤマタニソバ ↓

花が小さすぎて、その精細を撮れませんが、特徴ある葉はお馴染みのものです。



これが判らない。→ミヤマナミキか? ↓

花が一個しか付いていないこの草の名前は何でしょうか?
※:コメント欄で多摩NTの住人様から「ミヤマナミキ」では?と御教示いただきました。
葉の丸っこさが苦になる・・・・とのことでしたが、確かにそういう疑問点はありますが、それは変異の範囲ということでこの記事ではミヤマナミキとして、小生のわがままの範囲内で認識することにいたしました。
教えていただきまして感謝いたします。



オオキツネノカミソリ群落の入り口 ↓


オオキツネノカミソリの保護地 ↓







オオキツネノカミソリは5分咲き程度でしょうか?群生地をぐるっと一回りしてから、同じ道を戻ります。



カイ(甲斐)タカラコウ ↓

これがどうもカイタカラコウのようであることを、通りがかりの熟女パーティーに教えてもらいました。



いったん下山 ↓

オオキツネノカミソリの花を見て、充足感に満たされて山を下りました。 すぐに次なる目的地に車で向かいます。
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8/11日 奥三河の山を精力的に訪問 内容盛りだくさんの欲張り山行 その1(概要紹介)

2021-08-12 11:48:36 | 草花
この山行の前日にこりんさんから「明日山に行きませんか?」との嬉しいお誘いがありました。
「今日の明日」という急なお誘いには訳があり、それは天候の心配から発したことだったのです。
つまり、木曜からは前線の影響で全国規模で一週間ほどは雨降りの天気で、それも災害を伴いそうな危なかしいものが来ているから‥‥ということでした。
まだ青春18きっぷに未使用部分がある小生はこのお誘いに一も二もなく乗っていきます。

全体図 ↓

JR新城駅でこりんさんに拾っていただき、それからあとは車で登山口まで移動します。
今回は大きく分けて三つの場所を歩いたのですが、その部分のつなぎはこりんさんの車で移動しています。

オオキツネノカミソリ ↓



大栗山の山中にこの群落があります。もともとはここに無かったものだそうですが、人の手によって植えられたものが、林下の山腹を斯くも見事な景観を作るに至っています。花は5分咲き程度でしょうか。



天狗棚展望台から富士山 ↓

こんな時期に、こんな空模様の中で富士山が見えていました。



奥三河の山並み ↓

久しぶりでこの景色を楽しみました。



南アルプスの重鎮 ↓

懐かしい眺めが眼前にあり、感無量です。



珍しいカエルの館 ↓

山中にカエルの館があります。(有料です。)ここには犬の鳴き声に近い声で鳴くカエルがいます。
もちろん来たその時に上手い具合に鳴くなんてことはありませんでしたが、ビデオがあり、それを視聴すると「キャン」というような鳴き声を聞くことが出来ました。



ヒカリゴケ ↓

こりんさんの案内によって茶臼山の頂上直下でヒカリゴケを見ました。その場所ではまばらに生えていたようですが、フラッシュを焚いて撮ると、鮮やかに発光してくれます。
これまで茶臼山には何度も来ていましたが、ヒカリゴケの在り処については全く気づきませんでした。


帰りは新城駅まで送っていただき、自宅には19時少し前に帰着できました。
お誘いを受けたおかげで、たくさんの成果に浴することが出来ました。
山で掻いた大汗をシャワーで流し、内容盛りだくさんの一日が、終わります。
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