板東しょうごの「ふるさと三木に帰れる町に!」

一度三木から離れた若者が、ふるさとに帰ろうとしても、仕事がないから帰れない。若者がふるさと三木に帰ってこれる町にしたい!

観光資源としての湯の山街道について

2012-06-19 18:59:49 | 市政報告
 湯の山街道に景観条例をなぜ作らないのか?市民の方から素朴な質問をうけました。私も素朴になぜだろうと思い少し勉強しました。まだまだ勉強不足で質問の要点も不十分です。

 でも当局の答弁も私の質問から離れているように思います。

 少なくとも、当局がもっと前のめりになって取り組むべき課題ではないかと思うのです。今回の答弁を踏まえてもっと勉強していきたいと思っています。


<1回目の質問>
(板東)
 観光資源としての湯の山街道についてお尋ねします。

 城跡地には歴史の杜構想の中でも言われています。その城下町の街並みであります湯の山街道の景観をどのように残していくのかということも大事だと思います。私の実家も街道沿いにありますが、議員になるまではいまさら景観保全はないだろうとこのように思っていました。

 しかし、三木市が観光拠点として湯の山街道を考えており実際日曜日には観光客が湯の山街道を歩く姿をよく見かけます。それであれば今からでもやはり真剣に考える必要があるのではないかと思うようになりました。

 1点目として三木市の湯の山街道の位置づけについてお尋ねします。

 2点目として、このような状況のなかでどのようにして景観を保全していくのかお尋ねします。

(永尾産業環境部長)
 観光資源としての湯の山街道の三木市の湯の山街道の位置づけについてお答えします。

 湯の山街道沿いの町並みは古い町屋や大正時代から昭和の間にかけて流行した看板建築など当時の歴史を残した家並みが多く残っています。三木市では江戸後期の旧玉置邸住宅や明治末期の旧小川家別邸を核に湯の山の町並みも観光資源の一つとして位置づけています。

(井上まちづくり部長)
 湯の山街道につきましては、兵庫県の景観条例に基づく景観形成地区の指定を行うかどうか検討するため、平成18年度に兵庫県が調査を実施しております。その調査結果については、三木城下町まちづくり協議会にもご説明申し上げ、ご意見もお伺いした結果、景観形成地区の指定までは行わず、地元地域でルールを作って景観保全に務めていくという方針となりました。

 その後、平成20年9月に三木城下町まちづくり協議会において三木歴史街道まちなみ景観ガイドラインが作成され地元地域のルールとして活用されておりますので、市としましても地域住民の意向を十分に踏まえて景観保全に務めているところです。
 

<2回目以降の質問>
(板東)
 まち部の部長さんから平成18年に県の調査によって今の地元住民で保存に向けたルールを作成していくとうような流れになったのだとうことですが、県の調査を入れるべきだということは三木市の方から提案したものですか?

(井上まちづくり部長)
 県調査の流れから三木市歴史街道町並みガイドラインの策定に至るまでの経過についてのご質問の中で平成18年の調査は市が要望したのか、県がやってきたのかというご質問ですが、丁度平成18年に県が全県的に調査を実施したものに三木市が協力したものでございます。

(板東)
 県の全県的な調査の中で便乗したんだという話だったと思います。

 三木市がなぜ景観条例を作らないのかとうのが分からないのです。私も昔のことは良く分からなかったので少しだけ調べたら城下町まちづくり協議会さんも去年までは三木市に対して景観条例を作ってほしいという要望をしていたそうですがあまりいい答弁をいただけなかった。

 その中で景観形成などの住民協定をしていくしかこの町並みを残せないと思うようになったのだとおっしゃる方もおられます。

 正式な協議会の回答ではございませんけど、その辺りの認識がずれておれば訂正していただいて、市の考え方についてお聞かせ下さい。

(井上まちづくり部長)
 景観形成地区の指定という事で住民の中には指定を望まれる声のご質問を頂きましたけど、景観保全に対する住民皆様の機運が高まり、ほとんどの住民の方が賛成されている状況にならなければ指定は難しいというように考えています。

 それぞれの所有者の方に改築・改修時に制約がかかります。当然それについては町並みの住民のルールで十分代用なされていると判断しています。

(西山技監)
 まちづくり部長から答弁させていただきましたが、補足させていただきます。

 住民ルールというのでガイドラインを作成されております。それにつきましては、市と地元と会と協議をして、景観形成地区に指定されますと個人的な制約、建て替えるときの制約というのも出てきますし、個人的に強制も出来ませんので住民ルールとしてのガイドラインをつくるということになりまして、県の方がガイドラインをつくっているということでございます。

(板東)
 もう一つ、良く分からないのですが、景観形成の住民協定を結んだとしてもそれは一定の住民の合意を得れれば法的な規制もかぶせていけると聞いています。違っていたら言ってください。

 住民の方の意見を全て尊重していたら景観が守れるのか、それが難しいから景観条例というものがあると思うのだが、あくまでも住民だけに任せておいて守れるのか。

 城下町まちづくり協議会さんなどが大きな湯の山街道、姫路道、東条道、明石道、かわし道、全てに住民協定を結ばせるというのが時間がかかるのだと聞いています。

 そのような中で三木市は、合意するまで待っているのだということであれば、最初に産業環境部長さんが答えていただいたように湯の山街道の景観大事だとせっかく言っていただいたのに、それが守れるのか矛盾すると思うのです。

 勿論、城下町まちづくり協議会がそれぞれで住民協定を結んでいく事を進めながら、行政は行政でそれをバックアップしていき場合によっては景観条例も作っていくというような流れをしてくべきではないかと思うのですが如何でしょうか?

(北井副市長)
 一般的に申し上げますと、景観の保全というのは大変全国的にも重要な問題で、指定に関しては、大変規制がかかってしまいますと、なかなか改修とか、改造とかなかなかできない状況になってきます。

 基本的にこの指定をするためにはそこの住民の方たちのほぼ、一般論ですが、100%に近い形の同意が必要になってきます。

 奈良県の小倉町の辺りだとか、天理の桜井の辺りの地域の指定についても個々の同意を取るのが大変難しい状況です。

 地元住民の皆さんの意向が大変重要になってまいりまして、城下町まちづくり協議会の意向については半々から反対の方が多いと理解しています。

 市としましても住民の皆様方とともに、進めて参る必要がございますので、進め方については、まちづくり部長が答えたとおり市長室としては進めて参りたいと考えています。

(板東)
 まちづくり協議会での合意というのが、半々から反対が多いくらいだという話でしたが、なおさらまちづくり協議会も苦労されていることが分かるわけです。

 そこは任したというのではなくて市は市で協力していただける方を増やしていく努力をしていくべきと思うんだけど、協力はしていくんだという話を12月議会でも同僚議員が質問されたときには保存していくように進めるんだという話でしたが、具体的にこのように一緒にしているとかこのようなことをしているという話が聞こえてこないのですが、一緒にするのであれば一緒に合意を形成する為に一緒に廻っているのだとかいう話が出てきていいのではないかと思うのですが、具体的にどのような努力をなされているのかお聞きしたいのですが。

(西山技監)
 景観の、まちづくり協議会と連携して町並み保全を具体的にどのようにやっているのかというご質問にお答えさせていただきます。

 まちづくり協議会が作られているのは三木歴史街道町並み景観ガイドラインに基づいてPRをやっています。市としては、建築確認のとき、また不動産屋とか業者の方とか市民の方とかがご相談とかに見えられたときにまちづくり協議会でガイドラインを作っておられますので沿ったような形で建築とか改築とかその辺を進めて下さいということで、窓口でその辺の指導、助言等一緒に行っております。

(板東)
 一緒に勧めていくというのは建築確認だとか事務的なことは三木市がしますよということしか聞こえないんですよね。

 そうではなくて、それで景観が守れるのかということを私は言っているのですがどんどん町並みが、人が居なくなって誰かに売られてそこが更地になっていく状況がどんどん進んでいるわけですよ。そのような中でこれだけ大きな街道がずーと続くところは兵庫県でもなかなかないんだという話もお聞きしています。

 それだけ広いところを保全していくというのにまちづくり協議会だけに努力をさせといて、私たちは建築確認の時には業者には言いますよっていうのでは、一緒にやっているというふうにならないんじゃないのかと思うのです。

 私がお聞きした人も言われていたんですが、もっと市が率先して動いてくれたら自分たちはもっと出来るのにとうようなことを言っておられたんで、是非ここは事務的なこと意外にも、一緒に合意を得ていくというところに取り組んでいただきたいと思うのですが如何でしょうか。

(北井副市長)
 市のほうが何もしていないのかということでございますけども、実際今の湯の山街道のスタート、一番最初に湯の山街道を市民に宣伝してきました。歴史街道協議会に入らせていただいて市の方が積極的に売ってきた経過があります。

 その時に、街道沿いに看板を作ったのも市でございますし、恵比須とかの道路の側せきに車の人が通ったら見えるような看板も市が積極的に作ってきています。これは補助事業など活用してやってきたものです。

 そのあと、城下町まちづくり協議会ができ、その中で協力していきながら進めているものです。市が何も積極的にやっていないとうことではなくて、市が主体的に進めているものです。

(板東)
 話が平行線で私は合意を得る為のところでもっと一緒になってもらえないかと話をするんですが、市当局の答えはこういうお金を出している、看板を作った、事務的なことをしているとうあたりの話になっている気がするんです。

 お金もそうですが汗を一緒にかいていくという辺りを頂きたい、それを希望するということでこの件についてはこれ以上話をしても平行線をたどると思いますので次にいきたいと思います。

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5 コメント

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湯の山街道景観条例 (由美)
2012-06-19 19:29:01
同感です。大阪から三木に来てなぜこの町はもっと景観を大事にしないのだろう?という疑問を抱きました。湯の山街道など旧玉置家界隈など大切に保存すべき町の財産に対して無関心すぎると言う感じです。三木市はその豊かな農産物と自然、そして街並みを意識して守るべきと考えます。特に街中にあふれかえる汚れた宣伝のぼりは早急に何らかの対策が必要ではないでしょうか?
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■由美様への返信 (板東しょうご)
2012-06-20 10:07:57
早速のコメント有難うございます。心強いです!!
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やめてくれ! (住民)
2012-12-23 23:20:22
人が沢山狭い道を歩いて車運転してたら危ないし、不特定多数の人が来るから治安も悪くなる。
その上に家の建て替えもままならない条例なんて!
お前は湯の山街道に住んでないから無責任な事が言えるんじゃ。2089
返信する
■市民様への返信 (板東しょうご)
2013-03-07 19:03:44
コメントいただきましてありがとうございます。

また、いただいたコメントの公開と返信が送れたことお詫び申し上げます。

さて、正直どのように返信をお返ししていいか悩んでいました。率直な思いをお伝えしてコメントとさせていただきます。

湯の山街道に車を運転していて危ないと思えるくらい人が来てくれたらいいなと思っています。

建て替えについての問題はありますが、湯の山街道が歴史的な意義を地域住民が感じれなければ今後景観を守っていくことは出来ません。

市民様のようなご意見があるのも分かっています。

湯の山街道をただの狭い道にするよりは観光資源の一つになるのであればそうしたいと思うのが率直な気持ちです。

最後に、多分、市民様は湯の山街道沿いにお住まいで私の実家も湯の山街道沿いにあるのはご存知だと思います。

先々は実家に居所を移したいと希望しております。

「住んでないから無責任な事が言える」との御指摘ですがこれには当たりませんので宜しくお願いします。
返信する
価値観の押し付け (町民)
2015-03-09 02:30:51
白壁に黒い瓦ぶきの屋根や窓にわ格子の純和風の家もええかもしれんが鉄筋コンクリートや洋風の家やお店の看板等好みは人それぞれ違うし、将来的にそれを規制されるであろう事に賛同でません、それが証拠にかなり強引な方法で同意書を集めているにもかかわらず7割程度しか集まっていない、近所付き合いを気にして断りきれず同意書集めて7割ですよ、本当に賛成の人は何人いるの?
現に私も反対ですと何度も言っているのにもかかわらず「なんも無いから同意書書いて」と迫られてます、
「反対やのに同意書出せってオッサン頭おかしいんか?
白壁塗りたいんやったら助成金宛にせんと自腹でしたらええやん」と言ってしまうのも時間の問題かも
そうなれば近所付き合いもむちゃくちゃになるでしょうね
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