介護関係の本を読んでいると、みんな同じような道を辿っていますね。
最初は自分で頑張り、ある段階で公的支援の研究、
何しろ申請主義なのであちらから手を差し伸べてくれることはありません。
取る物は何も言わなくても取るのに、支援はこちらからお願いしないと全くありません。
介護は親の介護、連れ合いの介護などで初めて向き合い、要支援、要介護、デイサービス、ショートステイなど聞いたことはあるし知人で利用したりかかわっている人もあり、漠然と知っていても詳細までは研究しないまま、まだ大丈夫じゃないかと介護に入って行きます。
介護は今日から介護生活と言う訳ではなくフェードインしますからだんだん手がかかるようになるのですね。
まだこの程度では介護認定してもらっても低い段階じゃないかなどと思っているうちに気が付いたら介護者が介護鬱とかアルコール依存症になるほどの段階まで行ってしまう。
他人の手を借りるタイミングは難しいですね。
ですから介護の本を読んでいると、みんな同じ轍を辿っています。
みんな思い当る事ありなのです。
最近買ったおすすめ本を紹介します。
こういう本を見ていると自分を客観視できるので視界が開けてきます。
正々堂々がんばらない介護 単行本 – 2005/8
野原 すみれ (著) 1296円
介護申請、今までの経過
9月7日(月曜日) 介護申請書を包括支援センターに出す。
9月16日(水曜日) 市の人が調査にくる。
10月19日(月曜日) その後の進展なし。
2か月かかると誰かが言っていましたけど本当ですね。
ただ、急を要する場合は申請した日から次の段階を相談せ着るそうです。
経過を順次書いていきますのでこれからの人は参考にしてください。
日曜に腰が痛いので入らないと言っていましたが、次に時間が取れるのは水曜日まで無いので無理やり風呂に入れました。
文句たらたらでしたけど、背中を点検すると床ずれの兆候は無し。
清潔にしておくのも褥瘡予防。
着替えさせて、寝るまでずっと痛い痛いを聞きながらテレビを見ながら最近また凝っているルービックキューブで遊んでいました。
食事はベッドサイドに簡単な折り畳みテーブルを置いて腰かけて食べさせることにしました。
自分で食べさせるとあまり食べないのですけど、食べさせると用意した量を食べてくれます。
昨日の朝は 野菜などを入れたおじやに目玉焼きを載せて 自家製白菜の漬物、大根の煮物、柿、食物繊維を溶かした牛乳。
毎朝、ドラマですね、紫苑さんのトイレをきれいにして蛇口から水を飲ませていたらゲボって床の掃除、猫砂などを吸い込むマキタの掃除機をまずかけ、その後細かな埃を取ってくれるダイソンをかけます。
そうこうしているうちにまた紫苑さんが階段の上で吐いたりしてドタバタ。
スズメに餌をあげて水をかえて、紫苑さんに朝食をあげて、
母を着替えさせて洗濯物を集めて洗濯機を回し、仏壇にお茶と水をあげて母に体温と血圧を計らせて記録、朝食を作って食べさせ、薬を飲ませて、歯を磨かせ、熱いおしぼりを出して顔と手を吹かせて洗濯物を干し、ゴミ出汁、ポータブルトイレのバケツをきれいに洗って、家の周りの道路掃除。
4時に起きてここまで7時。
私はこの合間に何だかわからないような物を食べています。
昨日は サッポロ一番味噌ラーメンに野菜と卵を入れて食べました。
そしてサプリメントを10種類ばかり。
さて、これから今日の仕事の準備。
現場の大工さんたちも聞いてみると介護している人が多いです。
昨日の大工さんは
「 私と息子を間違えて私が解らなくなったので、こりゃ限界だべ と思って今は施設が見つかって入れています 」
との事。
「 限界だべ 」
はあるだろうなと思います。
兄弟でも子供でも複数が看るのはまだ相談したり愚痴を言ったりで少しはストレス発散できるでしょうね、私の場合まったく一人で母の世話をしているので大変。
若いころの登山では単独行が多かったのですけど、複数歩く山と単独ではまったく違った山でした。